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先日ドイツ映画のUボートを見ていたのですが、 この当時の潜水艦は、どのくらいの水深で活躍 していたのでしょうか? 最深深度はどれくらいでしょうか? おさむ |
BUN
tomo
BUN
景司
どうしても「絶対安全確実」な数字で収めておくわけですよ。
だから安全深度以深まで潜れることの方が普通です。
(最近はシミュレーション技術が発達してるから、カタログデータと実際の差は小さく、あるいは無くなっているのかもしれませんが)
Uボートとかでも初期の安全深度以上に深く潜って敵の攻撃を逃れたケースが報告され、
安全深度が改定されたことがあったりします。
勝井
安全深度は耐圧殻の圧壊する深度を精密に計算してからそれに安全係数を掛けて決定するはず。実際に圧壊する深度と安全深度との差は決して「カタログデータと現実との差」等ではありません。現代の機器だって様々な制限はそうして決定されるんじゃありませんか。
また、Uボートの安全深度が後期艦で深くなるのは耐圧殻の板厚が増加したからでしょう。回答の正誤よりも勝井山のさかしらな姿勢の問題ですね。鉄砲千本です。
BUN
と思います。
設計安全深度XXmで耐圧殻の厚みが○o必要、となった場合には実際の厚
みは(○×安全率)o、といった具合に。
ワタシは潜水艦の設計はしたことないですが、耐圧殻の厚みだけではなく
フレームやらなんやら強度を受け持つ箇所、部材には全て安全率が設定さ
れていると思われる(当然?)ので。単純に耐圧殻の厚さで圧壊する深度
が決まるとは思いませんが。
ただ近年は「シミュレーション技術の発達」により、圧壊深度が掴み易く
なっている可能性はあります。とはいえ施工の良否までは見抜けないだろ
うからなぁ・・
tackow
早川書房の『大西洋戦争』を参考に書いたんですが。
安全深度変更のきっかけになったのは
空母カレージアスを撃沈したU29からの報告で、
深度80mまで潜航したことで攻撃を逃れたとのことです。
この報告を受けたデーニッツは直ちに安全深度を改定し、
従来50mまでしか許可しなかった潜航を上記80mまで緩めたそうです。
勝井
安全係数の根拠ですが、完全にドンブリ勘定で決めるのではありません。
耐圧殻に掛かる水圧は、深度に依存する静水圧だけではなく、
爆雷の衝撃圧も掛かります。
耐圧殻の強度ギリギリの状態で潜航していれば、遠くで爆雷が爆発しても
新たに加わった衝撃圧で簡単にダメージを受けてしまう事になります。
実戦データによる、敵の爆雷運用法から
爆雷の衝撃圧について見直しを行い、安全係数を変更したと推測します。
無頼庵
無頼庵
「真実一路」で押し並べて80〜100あたり(L5が65m)だったことを考えると浅すぎる気がします。
また、(50mで設計された)U29が80mまで耐えたとしてもそれが、同じ仕様で作られたUボート全ての安全深度の更改を保証できるものではないと思います。
もし、そうだとすると、開発者は「アタリ」個体のスペックを保証せねばならず、これは非常に厳しいことになります。
個人的には、50mとは単に運用側が定めたルールであったのではないかと思うのですが、いかがでしょうか?
こてらじ
為念。
こてらじ
そもそも、8。を書き込む時にさえ、その本、読み返してないだろ。
その部分、もう一度読み返せば瞬時に判るが、安全潜航深度のことじゃないぞ、それは!
U29は7A型のUボートで安全潜航深度は100m付近、緊急潜航深度では220m程度は潜る艦だということ。
人を惑わす罪は重い。四股500と便所掃除3ヶ月です。
BUN
各型のスペック(世界の艦船増刊には安全深度がデータとして載ってませんでしたね)の他、件のU29も見られます。深度は緊急最大深度です。
勝井山も見てください。
BUN
uboat.netですが、IEの場合、エンコードを「西ヨーロッパ言語」にしないとウムラオトが化けますので注意のこと。
まなかじ
おおきにーーー。
おさむ