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513 「沈黙の艦隊」で思ったのですが、現実に魚雷で魚雷を迎撃することはできるんでしょうか?
taka

  1.  アメリカが一時期航跡波追尾誘導魚雷対策として研究してました。成功したかどうかは現在のところ
    全く持って不明です。(一応実地試験まではしたようですが)。
    大塚好古

  2. 空母にもウェーキ・ホーミング魚雷対策で短魚雷搭載し始めました。
    ある程度は迎撃可能なレベルに達しているのではないでしょうか?
    勝井

  3. ↑その割には空母への短魚雷発射艦の搭載は広まっていない気がする…
    大塚好古

  4. ↑ 短魚雷発射管ね。艦を積んではいけないわな(-_-;)
    大塚好古

  5. つまり今のところ短魚雷で敵魚雷の迎撃は不可能なわけですね。
    魚雷の迎撃ってそんなに難しいもんなんでしょうか?
    それとも脅威度が低いからあまり研究されてないだけですか?
    taka

  6. ↑小型で高速、高機動の魚雷に魚雷を当てるのは結構な難事業でしょうから中々開発が進まないのでは
    ないかと思われます。アメリカが魚雷で魚雷を攻撃する事を考えたのはソビエトのType65と総称される
    航跡波追尾誘導魚雷にはデコイが通用しない、という事実のためですが、ロシアと事を構える可能性が
    非常に低い今となっては余り気合いを入れて研究していないのかもしれません。

    大塚好古

  7. ↑小型高機動という点ではミサイルの迎撃は実現してますけど、電磁波でなく音波で精密に誘導するのは難しいと言うことですか?
    taka

  8. 最近、ロシアからの最新兵器の第3国への流出が問題になっており、
    このウェーキ・ホーミング魚雷もイランあたりが関心を示しているとも言われてます。
    米国が開発ペースをスローダウンしているとはちょっと考えにくい。
    単純にミサイル迎撃に比べて未だ技術の蓄積が遅れている、というだけのことと思います。
    音波での精密誘導は難しいのでは、と言われますが、
    逆に相手の速度もミサイルよりはるかに遅いですから、
    技術的な問題としては大差ないでしょう。
    (ただ、ロシアには速力100ノット以上の「水中ミサイル」とでもいうべき秘密兵器が存在する、という噂もあります)

    勝井

  9. ウェーキホーミング魚雷って旧海軍でも結構な程度まで開発が進んで
    たらしいですが、ソ連のこれってそれにヒントを得たのかな?
    takukou

  10. ↑8 直径53cmの航跡波追尾誘導型魚雷(53-65/53-65Kの一形式:1968年配備)は射程が余り長くない
    (最大12nm)のと弾頭重量の大きさから脅威対象ではありますがそれ程重大な脅威とは見做されて
    いないフシがあります。更に冷戦時期に英米の共同対策問題として筆頭に挙げられていた
    航跡波追尾誘導型魚雷ではありますが、冷戦の崩壊に伴いロシア潜水艦の脅威が無くなったことから
    優先順位が下げられたのもまた事実です(現在ロシア以外で航跡波追尾誘導魚雷を保有しているのは
    中国海軍だけですが、彼処のキロ級はまともに動けませんし)。相手が航跡波追尾誘導でなければ
    魚雷はデコイ関係で避けたほうが手軽かつ確実ですからね。まあボチボチと開発が進んでいるのはもちろんですが。
     
     因みに1nmの距離の目標に対してアクティブ捜査した場合、反響が返って来るのは2秒後、このタイムラグ
    の問題や、限定された計算能力しか持たない短魚雷のプロセッサ能力を考えると目標自体が小型である
    魚雷を迎撃するのはミサイルxミサイルとは違った高度な技術が必要とされる事は言うまでもありません。
    不可能時ではないにせよそう簡単には実用化できない事は確かでしょう。

     ついでに言うと水中速力200ktsのVA-111シャクバル対潜ミサイルは1977年以降実用配備となってます。
    当初は非誘導の核弾頭型だけだったのが現在は通常弾頭を備えた型も配備されており、これは何らかの
    誘導機構を備えているものと推測されています。更に現在は300kts型/500kts型の開発も
    進んでいるとか。
    大塚好古

  11. なんと、既に実用化されてたのですか…
    しかも70年代に。
    あなどりがたし、ロシア。
    勝井


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