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最上が登場しなかったら,軽巡進化の流れは変わっていたでしょうか? 勝井 |
どっちにしろ大戦はじまったら防空巡洋艦になったと思う・・・
これ以上書くと小笠原さんが泣くので(ぉぃ
SUDO
1万トン「軽」巡洋艦は異常進化だと思います
Navy
大型軽巡って日米対決にイギリスが巻き込まれた形で進化が始まりましたものね。
後もう一つ気になるのはイタリアだな。
あそこの軽巡は段々とおっきくなってるし、
もしかしたら日米と関係なく巨大化してたかもしれん。
そうなると史実はイタリア発、大型軽巡洋艦ということになってたのだろうか?
勝井
当初の軽巡洋艦は、艦隊作戦行動の全てに参加できる最低規模の艦艇でした
駆逐艦の発展と、上位の大型防護巡洋艦や装甲巡洋艦の喪失から
より大型で強力なものへと発展します
ここで
取り敢えず外洋行動が出来る艦艇(三等巡洋艦とか)の役割の多くは
駆逐艦に委譲され
以前の一等巡洋艦相当の代替のみならず
戦艦・巡戦の大幅削減は、巡洋艦の役割を上方に拡大することになりました
つまり、これは戦艦が建造できないから
ある種の代用戦艦だったのです
性能というよりは、戦力構成全体でのハナシですが
重巡洋艦が戦艦の代替であり、条約型軽巡洋艦はソレの代替だったのです
日米は、元来、20年代初期に軽巡洋艦の大量建造を行っていますから
従来型軽巡洋艦の位置付けの建造は、取り敢えず我慢できたので
だから、軽巡枠も一万トンに回せたと判断します
これは、戦艦の早期建造が可能だった伊仏が一万トンの建造をあまり行わず
比較的大型の軽巡洋艦の建造を行ったこと
英国がリアンダー級の建造を行ったこと>既存軽巡の代替として
等からも、望ましい規模の軽巡洋艦とは7-9,000級ぐらいなのだろうと思います
ただ、第一次大戦前の各国の巡洋艦の規模がまちまちだった事も考えると
結局、保有艦艇とのバランスもあるので
望ましい姿とは国によって異なるものではないかと思います
SUDO
計画が纏められかけたものの日本の最上級に対抗するため10000t級の15門鑑として最終的に
纏められています。
大塚好古