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戦争末期,日本空母は防御構造としてコンクリート充填という方法をとりましたが,どのような効果を狙ったものですか? また,この処置はあくまで戦局に押されての応急のものと思えますが,本格的に対策を施した場合,どのような構造になると思われますか? 勝井
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- ガソリンタンクの周囲の空所に(気化した)ガソリンがもれて、爆発性の混合気が出来るのを防ぐために、その空所にコンクリートを充填したものと思います。最初からそれを配慮するとなると… 周囲を重油タンクにするとか?
(N)
- 裏は無いのですが、米空母では海水と置換させていたのでは?
また、仏戦艦の「エボナイト充填」はねらいは別でしょうが、
どの程度の効果があった(推定可)のでしょう?
takukou
- ↑エボナイトとは天然ゴムを硫黄で焼いた硫化ゴムで、プリント基盤の絶縁体にも使われています。マイナスに帯電するエボナイト棒をプラスに帯電するアルミ箔(瓶の蓋になっている)に近づけると、瓶の中の金属板(アルミ箔につながっている)が開くという静電気の実験がありますが、この原理を利用してガソリンタンクの静電気発生防止を図っていたのではなかろうか?化学に疎い私の推測ですので、間違っていたらフォロー願います。
アリエフ
- 自分が知っている範囲ではマリアナ沖開戦で不沈空母と言われていた大鳳がたった1本の魚雷により航空ガソリンタンクにひびが入り、気化したたガソリンが船内に溜まり、電気スパーク(らしい)により着火により大爆発を起こして沈没したことを戦訓として取り入れ、建造中の信濃はガソリンタンクの周りにコンクリートを入れたそうです。ただこの処置は結局トップへビーになってしまい、信濃が被雷した時かえって沈没を早めた皮肉な結果となってしまったようです。
黒騎士
- ドイツでの空母の航空ガソリン気化対策は、ステンレス製タンクを用い、戦闘状
態ではそれに不活性ガス充填して気化を防ぐという方法がとられていました。
これは近年のアメリカにおける研究で、「グラフツエペリン」でその方法がとら
れていたといわれています。
国江
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