444 |
大鳳級や信濃を中継基地として使うという構想は、実際にはどの程度の実現性があったと思いますか。 一時に収容できる機数や補給作業能力を考えると、効率的な艦載機の運用は望めないと思うのですが。 tomo |
実際に行ったとしても、良く言えば五月雨式、悪く言えば兵力の逐次投入になってしまうのではないかと。
私見では、結局はその生存性故に最後まで反復攻撃を行うため、弾薬類を多く積んだように思えるのです。
tomo
マル5計画では後続の準同型艦の建造が予定されていたので一応
用法としては敵側に進出する、縦深配置を目的としていたのでは
ないでしょうか。
信濃に関しては、改装にあたって艦政本部と航空本部、軍令部で
その基本方針について紛糾があったとも言われますので、大鳳級
とは分けて考えるべきでは、と愚考するのですが。
takukou
BUN
普通空母は飛行甲板スペースの関係で1度に発艦させられる機数は全搭載機のほぼ半数ですから、
このような使い方なら、同時に殺到できる数を増せると思います。
タイミングが非常に微妙で運用は困難を極めそうですが、
構想者にはそこまでの考えはなかったのでは?
あと、大鳳はやはり一種の試験艦だったのではないかと僕は思います。
初期のD計画での3隻の空母は、5万トン級の新型だからです。
(後に予算の都合で1隻は2万トン級の中型空母−雲龍とはまた別物−に変更)
勝井
…さあ、根拠の無い発言をしたから鉄砲五百本だな(爆)。
大塚好古
教えて下さい。
BUN
やっぱ、呑みましょう(^^;;
↑ いや、鉄砲してる暇あったら、「冷戦期のソ連潜水艦」を創る
のが先でしょう、、、
takukou
けど、師匠と意見の一致を見たから嬉しいな。
takukou
お返しにZ計画本あげるから、サ。
BUN
それと、一次攻撃隊を収容させて、二次攻撃隊と合流させるというのも悪くないと思いますが、
一次攻撃隊発進→二次攻撃隊用意 二次攻撃隊発進
一次攻撃隊収容→再補給→発進 →合流
一次攻撃隊攻撃
わかりにくいですが、プロセスとしてはこうなるわけで、再補給は二次攻撃隊の用意と同じくらい時間がかかるはずです。また、二次攻撃隊の準備はは一次攻撃隊を出す前に済ませてしまうこともできます。つまり、上手くタイミングを合わせたとしても、敵に被害と混乱から立ち直らせる時間を与えてしまいます。
というわけで、あまり上手い手ではないと愚考しますが、いかがでしょうか。
tomo
仮想戦記を資料にしちゃいけないって、師匠も言ってたのになぁ・・
takukou
tomo
tomo
で、改大鳳級の運用なのですが、実際には↑の方でBUNさんが
指摘された様に「普通の」空母として運用されたと思います。
まぁ、着想自体としてはそれなりに良い線をついていると思いま
すし。もし、マリアナで大鳳を三航戦に配備していたら、少しは
役に立ったとは思うのですが?まぁ、後知恵ですけども。
takukou
因みに「冷戦期のソビエト潜水艦」は既に書き終わっておりまするが、詳細は不明なので私は闇の世界に消えまする
ゴボゴボ♪
大塚好古
家帰ってみたら違ってました。
アレ、どこで読んだんだろう?朝日ソノラマあたりかな?確かに読んだんだが。
…どうやら出典不明になってしまいました。ゴメンなさい。
因みに「海軍軍戦備」では、Dの空母は3万トン級3隻→3万トン級1隻+中型2隻と紹介されてました。
今度上記の出典探さなきゃなあ。まさか戦○船舶の方々の本だったりして。怖っ!
勝井
芙蓉書房「帝国海軍はなぜ敗れたか」でした。
ふぅ、これでBUN師匠にウ・ソ・ツ・キ呼ばわりされずにすむ。
要目は残念ながら、排水量以外一切不明です。
大きさから装甲空母であろうと推測するのみです。
そういえば、イラストリアスって、装甲は飛行甲板全面でしたっけ?
勝井
BUN
詳細はtakukouさんがご存知ですが。
(完璧ゴミレス、深謝)
勝井
非装甲であります。
大塚好古
(N)
無限
やはり霧の大西洋での運用を考えたうえでのことだろうと思います。
高速を生かして逃げ切るまでの間,重大な損害を受けないためではないか,と。
ツェッペリンの重武装とは対極に位置する対策といえるかな?
結果として当然反跳爆撃への耐弾力も増していますが。
勝井
「飛行甲板吹き上げ防止」=「格納庫内への爆弾進入防止」=「格納庫の上面・側面とも装甲化」
が必要なのでしょう。ただ側面は,爆弾の撃角が大きくなる,飛行甲板(非装甲部)を貫通後で撃速が落ちる,などの理由で32mm(イラストリアス)や25mm(大鳳)の軽装甲なのだと思います。
isi
(N)
改大鳳級(5021〜5025号艦)は文字通り大鳳の改良型で、飛行甲板の装甲面積を増し、対空兵装も高角砲も2基増え、排水量も1000トン程度増えています。機関出力は変わっていませんが、速力は維持。
ちなみに、排水量3万トンのくせに5万トン空母と呼ばれるのは初期の計画の中で、最大で4万5千トンまでの計画を立てていたからでのようですが、ひょっとすると、予算獲得のために大きくふっかけたのかも(確証はありませんが)。
tomo
なにせ、厚さだけならチハの最大装甲と変わらんからな〜。
tomo
tomo
それと、大鳳の試作艦説、賛成です。三つ上の答えが補足になっていると思います。
tomo
の搭載機および格納庫構造の変遷を見れば航空本部や軍令部との軋轢
?も垣間見る事が出来ると思うのですが?
takukou
4番艦が1.5in、5/6番艦が2inの装甲を持っています。4.5in装甲は巡洋艦の6in砲に耐える防御及び
近接した駆逐艦の砲火に耐えることを目的に装備されたとされています。
大塚好古
確認いたしました。イラストリアスの格納庫側面が4 1/2インチでインドミタブル以降が1 1/2インチですね。失礼しました。
調べたところ,イラストリアスの厚い側面装甲は「陸上の大型爆撃機から投下される1000ポンド爆弾から艦載機を完全防御するため」でもあるようです。資料に次のようなことが載っていました。
1.イラストリアスの設計に当たり,陸上基地から発進した爆撃機の激しい攻撃に耐えることを目標とした。
2.この方針は欧州海域における実戦結果から見て妥当だった。
3.航空攻撃を受けた場合,艦載機は着艦させ,格納庫に収納し,燃料を抜く。防空は火器で行う。この方針は1940まで続いた。
4.英空母の搭載機数は雷撃機と戦闘機の比率が5:1であり,戦闘機の性能も低いため防空を対空火器に
依存するのはやむを得ない。
この重装甲のため格納庫は1段のみとなり,次のインドミタブルでは2段(下段は半分の長さ)にしました。この時イラストリアスの元々の格納庫(高さ16フィート)の後半を下部格納庫とし,その上に高さ14フィート(重量節減のため)の上部格納庫を追加しました。格納庫側面装甲を1 1/2に減厚したのはその重量増加を抑えるためだそうです。
isi
isi
には問題が多かったでしょうね(というか、殴り合いにならないか?)。
takukou
tomo
戦闘機の防空がなく攻撃機がソードフィッシュで大戦初頭の日本機動部隊と遭遇したら瞬殺の憂き目に(雷撃を受ければ)遭うでしょうね。ただその甲板・格納庫装甲は非常に有効だったようです。イラストリアスは40か41年に地中海で500および1000kg爆弾7〜8発を受けながら生き延び(年度と被弾数が資料で違いますが),これをノーフォークで1年掛けて修理したときに米海軍は甲板装甲の有効性を認識し,ミッドウェーを設計変更して装甲化したそうです。フォーミダブルも1000kg爆弾2発,インドミタブルは500kg2発を受け半年掛けて修理しています。45年にこれら6隻は全て神風攻撃を受けますが,イラストリアス,インドミタブルはそのまま戦闘を続け,フォーミダブルは数時間で戦闘力を回復,他の3隻は修理に1ヶ月だそうです。この実績から戦後の英空母は更に装甲を強化したようです。
isi
見かけ上は両計画って同一のものですから、無理ないかもしれませんが。
勝井
たぶんイギリス式の飛行甲板重装甲空母に対する羨望はアメリカにも日本にもあって、アメリカは余裕ができてから好きなだけ作り、日本は今の自衛隊にも残る一点豪華主義でなんとか戦争中に1隻あるいは2隻を間に合わせたんじゃないかという、あまり根拠のない印象論。
舞弥
少なくとも福井静夫氏がかの名作に自信をもって載せられるほど、
信憑性の高い資料が存在することは確かなようです。
(本日はお疲れ様でした。今度誘ってください。Z計画本欲しかった。00/05/12)
勝井
のハナシじゃないのかなぁ?もしかして、アングルドデッキが付い
てたりして、、、
いずれ、勝井山にはマル五計画についてじっくりと聞かせてもらわ
ねば。
takukou
爆弾の種類によっても異なるのでは?
500sの徹甲弾だったら3インチ位は抜けそうだし、エレベーター部
分に命中した?1000s爆弾は格納庫レベルで炸裂してますよね?
takukou
一例だけ。あとはイラストリアス/インドミダブル/フォーミダブル共々ドイツの1100lb(500kg)爆弾で
装甲を貫徹されている」との事。まあイラストリアス級は対250kg爆弾防御ですからねぇ(笑)。
大塚好古
ったかも知れないのかな?
しかし、500sを2発受けて修理に半年って、掛かりすぎてない
かなぁ?時間?
takukou
……(掲示板を読んでる。)。 (-_-;) ……(「日本の軍艦」を読んでる。)。……。(-_-;) ひょっとして、私、文章を読み間違えてました?五万トン空母と改大鳳級は別物と読める……。(-_-;)
すいません。赦してください。以後気をつけますから(二度としないとは言えない、未熟だから。^^;)寛大なご処置を〜。m(_ _)m
う〜ん、読解問題は得意だったのにな〜。故・福井氏に罰当てられそう。(氏にも赦しを請いました。)このサイトを見つけてからは、自分の未熟さをいつもに増して痛感していましたが、これは度を超してひどい。<(_ _)>
五万トン空母については間違いを書きましたが、改大鳳級についてに限ってみれば、間違っていないと思います。(多分。^^; 現在自己不信気味です。)この点については一応安心しといてください。説得力無いけど。(^^;)
tomo
あとイラストリアスはヴァレッタに居る際にも数度爆撃を受けてますのでそれの損傷復旧を含めて修理に
時間がかかったと考えるべきでありましょう(しかし、本当にtakukou殿の球拾いばっかりやっているな…(^^;)。
大塚好古
という事を指したんです。それで半年は長すぎるかな?っと。
命中4発+至近弾多数だと半年も仕方ないかな・・・(反論するの
に決意が要るなぁ(^^;;)
takukou
大塚好古
僕としては福井説を推します。
大鳳の収容能力がいわれているほど低くないことはすでに議論済みではありますが、
定数53機での運用が予定されていたのもまぎれもない事実です。
(見た目)飛龍以下でしかない運用能力に艦隊サイドから文句がでるだろうことは容易に想像できます。
しかし5万トンって…
これよりおっきなフネ、計画も含めて大和の他は米モンタナ、独H級、それにソ連のソビエツキー・ソユーズ位なもんじゃん。
とんでもないフネ計画したもんだ日本…。
勝井
それ程でかくもないと思いますが…(1943年計画のイギリスのマルタ級も45,000t+ですしねぇ)。
大塚好古
かの戦前船舶研究会(だっけ)でも存在が示唆されています。
勿論、マル5計画とは関係なさそうですが。
takukou