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軍縮条約期、日本海軍は練習戦艦比叡なるものをでっち上げて戦艦10隻を保ちましたが、他国の海軍は同様の方法で1隻でも多くの戦艦を抱え込もうとしたりはしなかったのでしょうか。 特にフランス海軍とイタリア海軍のような中規模海軍同士だと、戦艦1隻でも死活問題になると思うのですが。 FIX |
(あれを勝手に作れるような穴のある条約にはさすがにしません)
艦名は忘れたけれどイギリス・アメリカともにあります。アメリカは
真珠湾で沈んだユタじゃなかったかな。フランス・イタリアはわからないけれど
再生したのは日本だけのような気がします。
こういち
主砲6門、主要部装甲なし、機関出力減少が条件。
アメリカのはワイオミングですね。
ド級戦艦最後の生き残り、アーカンソーと同一クラスの艦です。主砲は30.5センチ、速力も20ノットと相当に遅いので、再生してまで第一線にわざわざ戻す気にはならなかったのでしょう。
イギリスのは、第一次大戦中にグランドフリート旗艦を長く勤めたアイアン・デュークです。
主砲は34.5センチ、速力21ノットですが、旧式の英国戦艦は防御が弱いですし、34センチ主砲の艦はもはや1隻しかないので戦隊を組めないというので、主砲を陸揚げして海岸砲台に回し、スカパフローで艦隊母艦になっていました。第二次大戦中にはキング・ジョージ5世級に見えるように偽装してドイツ偵察機を惑わすダミーの役目を果たし、何度もドイツ海軍の判断ミスを誘うという武勲を挙げています。
ちなみに、ユタはワシントン条約で認められた非戦闘用艦艇の枠で残された標的艦ですね。同じ枠では、イギリスのセンチュリオン、日本の摂津が該当します。
まなかじ