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日本海軍はレーダーアンテナを花魁の簪だと言って艦船などに取り付けるのを嫌がっていましたが、アメリカやイギリスではその様なことは無かったのでしょうか A5MIX |
ささき
それはさておき、具体的な事例は知りませんが、もし日本海軍の誰が取り付けを嫌がったのか考えると、艦内で発言権が大きく、射撃方位盤付近に指揮系統はともかく、よく解らない機器を増設される砲術長以下科員達ではないか、と。艦容を崩すと言う点では対空火器の増設の方が深刻でしたから、こういうことはおそらく部署間の軋轢が反映しているんだろうな、とレーダー無しで推測してみました。
BUN
ぶーたくれていたと言う話が大昔の丸に掲載されたことが有りますので、BUNさんの考察は以外とあたって
いるような気がします。もっとも、同文によると対空警戒テストで好結果を得た結果その砲術長は
手のひらを返して「電探射撃は精度が高いと聞いているから是非とも実施したい」と電探要員に強要し、
仕方がないから電探要員は二号一型を水上射撃用に使用可能な様に無断改造する羽目になったとか。
大塚好古
ミッドウェー海戦で実際の電探の性能を見てから見る目が変わったということを
読んだことがあります。(書名失念。実家にあるので興味がある人がいたら調べます)
日本は通信部門が持ってきたので砲術部門からクレームがついたのでしょう。
アメリカは経緯は知りませんが砲術の権威だったリー将軍が積極的に研究と
導入を進めたと聞きますから導入がスムーズに進んだのではないでしょうか。
こういち
アメリカが目をつけて装備した結果やられてしまったのは皮肉な話ですね。
Ko
名将などと持てはやされる山口多聞は、日本軍でも有数の電探教徒だった柳本柳作“蒼龍”艦長の主張を聞き入れず、あまり評判のよろしくない南雲忠一が「赤城と加賀に電探をくれ」と主張してます。
南雲提督が少なくとも部下の主張を聞き入れる度量の広さという点では優れていたということの証明になるのではないでしょうか。
実際、ミッドウェイでは霧に苦しめられましたし、奇襲を受けて大敗しました。
レーダーがあれば、と南雲提督や柳本艦長は悔やんだことでしょう。
FIX