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地中海での作戦に投入されたUボートはジブラルタルで「ねずみとり状態」になり、再度大西洋に戻ることはできなかったというのは本当なんでしょうか。 これが本当だとしたら、ボルネオなどに来航していたイタリア海軍の潜水艦はどうやって地中海を脱出したんでしょう。それとも、スエズ運河の封鎖のため、やむなくエリトリアのマッサワからドイツ占領下のフランスにむかった潜水艦がその任務に使われたんでしょうか。 なんでや? |
イタリア海軍の潜水艦は延べ48回にもわたってジブラルタル海峡を通り、その間の損失はゼロという記録があります。
イタリア潜水艦のうち、大西洋に出たのは28隻、うち、10隻は大戦中に地中海に呼び戻されていますし、更にあと10回通ったというのですから、合計15往復はいったりきたりした艦があることになります。
ことジブラルタル海峡では、イタリア潜水艦は輝ける成績を残しているのです。
有名なジブラルタルの二枚潮の他に、何か、ドイツ軍にも教えていない秘密があったのかもしれません。
まなかじ
3隻ともボルドーのブンカーで輸送任務用に改装されています。
まなかじ
>イタリア潜水艦は輝ける成績を残しているのです。
私は正直イタリア潜水艦をなめていました。ごめんね。だって、ソ連とイタリアの潜水艦保有数は開戦時それぞれ世界第一位、第二位だったのに、被害ばっかり大きくて大して戦果を上げていなかったですよね。もともと両国の潜水艦の性能自体もやや劣り気味で、運用方法も?とされていたような気がしたのですが・・・
話しは変わりますが、コマンダンテ・カッペッリーニやルイジ・トレーリは後にドイツに、続いて日本に接収されていますよね。翻って、大西洋に進出していた他のイタリア潜水艦はイタリア降伏後ドイツに接収されたのでしょうか。それともファシスト政権の下でその後も運用されたのでしょうか。
なんでや?
R級>建造中に接収
フルット級>同じく建造中に
CM級>建造中に接収
これらは造船所ごとで、未完成状態での接収
CM級の一番艦は完成後ファシスト政権に譲渡されるも
乗組員ごと連合軍に寝返り
他は未完成もしくは、放置状態だったようです
大西洋に進出した潜水艦の多くは
この時点までに戦没しており
残存艦は
ジェゼッペ・フィンチ
ボルドーで改装中に接収
アルピーノ・バドリアーニ
ボルドーで改装中に接収
レジナルド・ジュリアーニ
シンガポールで日本に接収され独へ引き渡し
コマンダンテ・カッペリーニ
スマトラでジュリアーノと同様な目に
ルイージ・トレリ
同じくシンガポールで日本に接収され独艦へ
と、まあ、全部接収されちゃってますね(;_;)
SUDO
あらまぁ、全部接収されちゃってるんですか。やっぱり、ドイツ人はイタリア人を信用していなかったのね(笑)。でも、無理ないのかな、あの戦争でのイタリア軍の戦い振りを見ていると。一部には勇敢に戦った部隊もあったのにね。
なんでや?