QQCCMMVVGGTT
315 1974年11月、東京湾で衝突事故を起こして漂流したLPGタンカー第十雄洋丸を海上自衛隊が撃沈処分しています。このとき潜水艦「なるしお」から放たれた魚雷は4発中2発が命中したもののタンカーは沈まなかったそうですが、現代のタンカーの船体はかなり頑丈なのでしょうか。この出典は兵頭二十八氏の「日本の防衛力再考」で、彼は現在のタンカーは魚雷では沈まないと断言しているのですが、どうも怪しいと思っています。あるいは魚雷の命中状況に問題があったのでしょうか。
アリエフ

  1.  あの時使った魚雷はMk37型対潜魚雷(弾頭重量150Kg)ですので、多少頑丈な船なら
    二発程度では沈みません(爆)。まあ最近のタンカーは二重船底ですから沈め辛いのは確かですが、
    Mk48(弾頭重量推定300Kg)やスピアフィッシュ(弾頭重量推定300Kg)が3〜4発当たれば
    沈むでしょう。座礁したタンカーをMk48一発で吹き飛ばした事例をお忘れなく。
    大塚好古

  2. どっちかというと、この話はほとんど静止した標的に発射して2本も外したのかってことの方に興味をひかれてしまいます。
    まなかじ

  3. 今時のタンカー、貨物船などは第2次大戦当時のものに比べて「文字通り」一桁大きいものはざらなので、なかなか沈まないのも当然でしょう。ただ、魚雷が命中して大穴が開けばそこからどんどん水が入ってきて(対して処置の取れない商船では)いずれは沈んでしまうだろうし、火災が生ずれば、それも損失につながるだろうから、「直ちに」沈まないから、現代の魚雷が無力であると言うことにはならないでしょう。まぁ、Mk.48に船底起爆されたら、大概の船は一撃でキールがへし折れてしまうでしょうけど。
    (N)

  4. 「対して処置の取れない」と言うのは誤変換「たいして/たいした処置の取れない」ということです。
    (N)


Back