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ここの303.からの派生質問なのですが、日本海軍の魚雷の炸薬は、やはり下瀬火薬(ピクリン酸)なのでしょうか。 ピクリン酸だとすれば、アメリカのトーペックス、ドイツのヘキソーゲンには及ばないまでも、TNTよりは多少威力が大きいと思ったのですが。 まなかじ |
Falcon4.0
過塩素酸アンモニウムを主にフェロ・シリコンを添加してもので、特徴は水中で
爆発した場合は威力は1.37倍(何と比較してなのかは不明、TNTか?)、空気中
で爆発すると0.67倍と弱くなり、この火薬を採用した九五式爆雷では機銃掃射を
受けても甲板上の爆雷は発火燃焼するだけで誘爆しない為、安全性が高く好評
だったようです。(元ネタ「幻の秘密兵器」木俣滋郎 著より)
これ魚雷の炸薬に応用出来なかったのかと思ってますけど。
(日本海軍は爆雷以外に火災時の魚雷の誘爆でも被害出してますから)
佐藤利行
「海軍水雷史」(海軍水雷史刊行会)によると、八八式はその後、誘爆の危険から前線での運用は中止され、その後の機雷、爆雷は一式爆薬や、数種の代用爆薬に変更されている様です。ちなみに一式爆薬の成分はピクリン酸アンモニウム81%アルミニウムふん16%木粉1%重油2%より成る粉状爆薬とされています。
また、魚雷用に多用された九七式爆薬は数年に渉る各種の誘爆実験を経ており、その結果、誘爆の危険は極めて少ないとされ、実際に誘爆の戦訓は認められなかった、とされています。そもそも九七式爆薬は耐誘爆性が開発の目的だった様なので、念入りな実験が繰り返されたのでしょう。もともと下瀬爆薬が平時からそれ程危険視されていたということでもあるのでしょうが、北上等の重雷装艦が実現出来たのは九七式の安全性が確認できた為とされています。
更に、九八式爆薬というのも存在し、内容はTNA系で九四式とよく似ていますが、混合されたヘキソーゲンがヘキシルに置き換えられた物で、主に爆弾用であったが魚雷にも使用されたとのことです。
BUN
BUN
あれ?、そうなんですか。
「日本水雷戦史」って木俣さんですよね(著者が同じで書いてる事が違う・・)
「幻の秘密兵器」が1977年、「日本水雷戦史」が1986年だからその後の調査
で変わったのかな?、まあ後者の方が正しいって事で(^^;
魚雷の誘爆の件はレイテ海戦の時の鈴谷の喪失と、あとは最上でもおきたと記憶
してたんですけど。
佐藤利行
BUN
ごめんなさい「日本水雷戦史」と勘違いしました。(ちゃんと読めってか・・・恥)
佐藤利行
BUN2660
ました^^;(オイ)
ところでBUNさんの"2660"とは^^?
佐藤利行
(N)
佐藤利行