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八八艦隊計画艦「加賀」の最上甲板は傾斜していたんでしょうか? (艦首から艦尾へ向けて低くなる?) 最近の市販の本で「加賀」のイラストをみると、傾斜しているように見えます。 空母改装後の「加賀」や「赤城」は排水量を減らすため喫水を浅くしようとして、 推進スクリューの深度を保つため、艦尾だけ深くするため甲板が傾斜したという 本はよんだことがあるのですが・・・・。 最近の市販の本で「加賀」のイラストをみると、傾斜しているように見えます。 巣田 夏生 |
天城・加賀型は後部に砲塔を3つ備えた
艦尾の重たいフネですから
船首を上げて、船尾を軽減する必要があると想像されます
SUDO
平賀譲の船体設計手法では、艦首と艦尾で必要な乾舷の高さを求め、これを結んだ線で上甲板の角度を決めていました。
強度を保ちながら船体の断面積を減少させることができ、結果的に重量を軽減させることができます。
この手法はのちの古鷹型重巡、妙高型重巡などでも用いられた方法です。
しかし、中甲板以下も床が傾斜しているために居住性に問題がある、強度が必ずしも十分に確保できないという問題があったようです。
うがんこ
やっぱり、古鷹などとおなじだったんですね。
してみると、空母改装後の加賀の甲板傾斜はかなりきつかったのでは?
巣田 夏生