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252 写真では至近弾により大水柱があがっているのがあります。あれは海面にあたった時に爆発しているのですか、それとも海中で水圧によるものなのですか。船体にあたらなくても良いものでしょうか。

四助

  1. 結論から云や、海面です。
    高々度から爆弾(乃至砲弾)が落着した時には、衝撃はコンクリートの壁に落着し
    た時に匹敵する程に成ります。
    この瞬間に信管が作動するのは当然の事、なのです。

    又、艦艇は喫水線の下への衝撃には脆く、故に至近弾の落着はむしろ直撃弾よりも
    艦体に深刻なダメージを与える事になります。
    水中での爆発というものは、それ程に凄く(蛇足ですが、水中でダイナマイト等を
    爆発させて魚を気絶させて大量に捕るという漁が有ります。無論違法行為)、その
    為に船体に当てなくても良いという訳です。
    馬鹿戦車Z

  2. 爆弾も砲弾も遅延信管を使っているのが普通なので、爆発は水中でしょう。だからこそ上にあれだけ高く水柱をあげるのでしょう。
    水中での爆発効果については水圧よりも破片効果の方が大きいでしょう。水線下に無数の破口を開けてしまうからです。
    itou

  3. ふと思ったのですが
    91式徹甲弾って水中に落ちてから進むんですよね?
    サマール沖海戦で重巡が護衛空母相手に夾叉を得てる写真が有りますが
    爆発しちゃったら水中弾道ってのは無いワケだし
    また、水中を一定時間進んでから爆発するなら弾着観測には向かないワケですよね

    てなわけで
    単に重たい物が凄い速度で落ちたから水柱が上がったってのも有るのでは?

    マレー沖海戦でレパルスが至近弾で大きな被害を得たと聞きますが
    この時使ったのは陸用爆弾の可能性も高いです
    炸薬量が大きく、触発だったので、水面〜浅深度で破裂して
    水中衝撃波&破片の被害が有ったのでしょう

    日本海海戦では信管が鋭敏過ぎた日本の通常弾は
    炎の水柱を立てたと言われます
    この場合は水面付近で爆発したので、そのような情景になったのだと思われます
    反対に、普通の弾は、その程度では爆発しないのかも知れません

    SUDO

  4. 水中では、爆発によって生じた小さな弾片は、水の抵抗ですぐに減速してしまうので破片効果は小さいですね

    (N)

  5. 屁理屈言わせて貰うと、海中だから至近でないと破片効果も水圧効果も意味がないのです。なんだったか忘れましたが、至近弾を受けてドック修理中の写真を見まして、無数の断片による小破口を楔形の木栓で塞いでありました。ダメコン関係の資料どっかいっちゃった。
    itou

  6. ↑ 隼鷹のマリアナ海戦後の補修の時の写真でしょうか。左舷後部に受けた至近弾で舷側に無数の小破口が出来ていて、それを内側から木の楔で塞いだ写真があります(歴史群像の戦史シリーズ22「空母大鳳・信濃」P133)。「至近弾もあなどれない効果を持っていることを教えてくれる」とキャプションがありますが、水線上の写真なんですよね。水線下ではどうなっているのかは不明。乾ドックでの写真とかないんだろか・・・。
    revi

  7. 大和と武蔵のケースも気になる。
    あっしゅ

  8. 液層防御って言うのは弾片防御にも有効で、例えば400kgの炸薬(種類は不明)が外板に接触して爆発した場合でも、液層600mmで弾片防御に充分な効果があるとされていますので(福井静夫「日米戦艦比較論」より)、それこそほとんど直撃の近さでなければ水中での弾片は効果がないでしょう。実際、魚雷や爆雷は弾片の効果を求めない弾頭になっているわけだし…
    (N)

  9. その写真の可能性大です。という訳で私の勘違いかもしれません。
    itou


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