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大戦期の艦船の対空兵装というと、高角砲と機銃がメインですが、航空機にとってはどちらが本当の脅威だったのでしょうか? また、現代の艦対空戦では、ミサイルがメインで機銃はその補助、といった扱いをされると聞いていますが、それは正しいのでしょうか? FIX |
濃密な弾幕を張れるという点で特に米海軍の40ミリボファース機銃のほうが
大戦時の対空兵器としては脅威だと思います。
現代においては正しいも何も、各国海軍の方針にここでけちつけてもねぇ。
ただ射程の点でミサイルが圧倒的に勝るので、長距離から中距離をミサイル、
近接迎撃を機銃に任せるのは至極当然に思えます。ただそれをメインだ、補助だと言うのはナンセンスですよ。近接防空では機銃がメイン、ともいえるでしょう。
R
高角砲と機銃の撃墜数値が出ており、40mmの方が撃墜数が多かったようです
また現代の防空でミサイルが主体なのは
目標の速度が向上したことがあげられます
射程が短い機銃では、有効弾を出す前に突入されるおそれが高いのです
既に特攻機相手の大戦末期、40mm機銃の射程不足が認識されています
なるべく遠くで撃ち落とす、抜かれたら機銃で阻止
射程の長い火器は装備するにも色々問題があり
SAMに置き換わるのは当然なのでは無いでしょうか?
SUDO
BUN
ついでに言うと、電探付きFCSも少なかったみたいです
40mmが戦果を稼げたのは
長めの射程と射撃速度から来る、目標への投射数の多さ
そして直撃一発で落とせる威力からでは無いでしょうか
個人的には、投射数で圧倒的に劣りながら
相当数の撃墜を果たしていることから、VTのチカラを感じます
SUDO
・水平爆撃…高度4,000mぐらいの投弾です。この間、急激な回避
運動は出来ませんから当然ながら高角砲の弾が当たりやすくなります。
・急降下爆撃…目標に対して600mぐらいは急降下していると思います
ので(すいません平均を度忘れしまして)急激に目標が変化する急降下
爆撃では振回しの良い、機銃の弾が当たりやすくなります。
高角砲は機銃の様に振回しが良くありませんので急降下爆撃機の機動に
ついていけません。
・雷撃…低高度で進入及び命中させるには艦船に対して真横よりの攻撃
が主になりかつ一番弾幕が集中する中に突入します。(他の攻撃方法
より低空で一番艦船に接近します)
ということは高角砲,機銃の格好の餌食となってしまいます。
すると水平爆撃に対しては高角砲,急降下爆撃に対しては機銃,雷撃は両方
です。となると高角砲ということになります。ただこれは攻撃進路に入ってからの話です。(それも米軍のようなVTヒューズを多用した場合の机上論かも
知れませんが)確かに大戦末期の米軍のフィルム映像を見たらあの機銃の弾幕も
かなりの脅威ですね。支離滅裂になってすいません。
無限
機銃は主に対艦ミサイル迎撃に使われます。
J
機銃は近接信管よりも「大型」目標に向いてるそうです
SUDO
J
(N)
議論ボードでは無いので、とやかく言うつもりはないのですけど>8
私の書き方が悪かったのでしょうね
射程に入ってこないってのは
機銃の射程が短い事と、他の防空装備が有ることから
重要度が低くなってきていることを表現したつもりだったのですけどね
重要なのは、より対飛行機に向いた武器で
ミサイル用の武装には向いてないと言うトコロなんですが?
CIWSですら、次世代はRAMやミストラルみたいな小型のSAMです
大抵の艦艇のセンサーや戦闘システムから考えると
CIWS以外は対航空機が主体だと判断できます
SUDO
敵が対艦ミサイルを持ってなかったりした場合ですかね。
J
対艦ミサイルが使われた戦闘は、数回しか有りません
湾岸戦争の事例が世界の艦船1999-11に出てますが
攻撃の大半はレーザー誘導爆弾で、機銃も使われ
対艦ミサイルはリンクスヘリのシースクアぐらいだったみたいです
フォークランドでも攻撃主体はスカイホークの爆撃でした
よって防空戦闘は、襲いかかる攻撃機への応射になる事が多いと思います
SUDO
対空ミサイル、CIWSを持った艦艇相手だと、ばしばし使っちゃうんじゃない
でしょうか?有人機を失うよりははるかに安いわけですから。
一方、接近しても脅威を感じないような、対空能力の低い艦艇相手には
レーザー誘導爆弾が適しているのでしょうが・・・・。
SADA
理由があります。しばしば対艦ミサイルを使えるような軍隊はやっぱ限られてるんではないですかね。人の命よりミサイルが大事な国だって世の中にはたくさんあるし、またそう言った国を相手にする戦争もあるでしょう。
R
持っていなかった、と言うのも一因でしょう。豊富なミサイルのストックを持った国なんて限られてるし、自国で生産している国なんてもっと少ない。ミサイルより人の命の方が安い国だってあるでしょう。したがって対艦ミサイルの大量使用が起きるような戦争はあまり無い、と考えます。
R
R
このツリーで機銃と書いたのはファランクスシステムやミレニウム等の事でした。
ですから皆さんの指摘のとうり、大口径機銃が無い船を攻撃する場合は、スマート爆弾も多く使われるでしょうし、機銃で攻撃機を撃つことも多いでしょう。
J
どうかなぁ。ミサイルで攻撃機が撃墜された場合、
失う物は、
・攻撃機
・及びその搭載兵装
・訓練された搭乗員
ということになりますが、これのトータルがミサイル1発より安いと
いうことは無いんじゃないでしょうか。仮に攻撃機がレシプロの
安物だとしても、これより対艦ミサイルは安いと思うのですが。
零戦が現在の円に直して約3000万円だそうです。スカイレイダーなら
もっと高いでしょう。
安物対艦ミサイルの値段がよく分かりませんが、
空対空ミサイルですとサイドワインダーが600万円だそうです。
(昔、同予算対決、ってお題が「どっち」にあったのよ。
そんときの記憶だから間違ってるかも)
さらに、飛べるようになるまでの教育費用を考えると、
ミサイルで済む物ならミサイルで済ませたいと考えるのが
本当ではないでしょうか?
>したがって対艦ミサイルの大量使用が起きるような戦争はあまり無い、と考えます。
これは同感です。艦艇はミサイルに対し脆弱である事が露呈されました。
敵が制空権を握っている海域に出る事は自殺行為なのです。
対艦ミサイルを打つ機会は滅多に訪れない・・・。
SADA
たとえば北朝鮮のように、有事のさい武器をリアルタイムに供給してくれる国も無く、生産設備も技術も無い国にとって、単価がどうで有れ手に入れ様の無いミサイルは高価以外何物でもない。フォークランドのアルゼンチンがそうでした。エクゾセの追加発注は阻まれて実現し無かったてしょう。
R
イランツアーが対象だったので、結果的に時間の余裕が無かったってのも有ります
対艦ミサイルが装備できる飛行機ってのは少数派だし
そういった機体は対地攻撃の主力でもあったので
対艦ミサイルを抱えて待機ってのは現実的に許容されなかったんでしょうな
だからってCAPを呼び出して銃撃ってのはあんまりだな(;_;)
SUDO