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利根の第3主砲は後ろ向きに設置されていますが、あれをどういう風に使って後方に発射したのでしょう。どうも納得がいかないのです。艦橋が邪魔になるとおもうので酢。
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- 3番目の砲塔でなくとも艦艇の砲は通常真横に向けて撃つこと以上は求められていないと思いま酢。艦載砲塔というものは片舷を向いていた砲を反対舷に向けられることなので、戦車のそれとは異なります。
- 直進してくる相手(前備砲しか撃てない)に対して舷側を見せて応対することを「T字戦法」といい、艦砲戦における基本中の基本ですね(ささき)
- 利根は索敵巡洋艦として計画され後部甲板を丸ごと偵察機用の設備に当てています。従って後方射角に制限を受けるのは、これは計画当初から折り込み済みの事で、それを少しでも補う為に艦首の4基の主砲のうち3、4番砲塔は後方に向けて装備しました。ただそれでも後方射界はどうしても制限を受けます、ただ、これは艦の性格上、仕方ない事なのです。
- ↑↑プリンスオブウェールズ+フッドがビスマルクと撃ち合ったとき、36cm砲のウェールズが射距離を詰めようと直進したため、ビスマルクにとって理想的なT字射撃を受けることになり、フッドのあえない轟沈を招いたとして後で非難されたそうです(自己レス;ささき)
- 実際に射撃したことはないと思いますが、演習中に艦を左右に振って艦から見ると斜め後ろに射撃するようにして、真後ろを射撃したそうです。実用的かどうかはしらん。
- 関係ないが、ネルソン程使えないものではなかったらしい>後方射撃
- ネルソン級は東奔西走、南へ北へよく働いていますよ。でも戦艦が後方に射撃した実例ってあるのでしょうか?BUN
- ↑↑はネルソン(級)が使えなかったということではなく、ネルソンは後方射撃がイマイチだったということでしょう。艦橋に対する爆風が相当なものだったとも言いますし。(N)
- ビスマルクやアドミラルシュペーの時、後ろから付いて来る英巡洋艦に時たま射撃していませんでした?
- 真後ろに敵艦を従えてモンテビデオに向かった訳ではないし、時折射撃した、というのは変針して前後の砲塔で斉射していたのではないかと・・・。
- もっとも、グラフ・シュペーはラプラタ沖海戦で前後の砲塔が別個の目標に射撃したとも言われてますから、追跡艦相手に後部砲塔だけで威嚇した可能性も有りますね。日本駆逐艦が後部に火力を集中させているのは雷撃後の離脱時を考慮したのも原因だとか、前方集中型の仏戦艦も未成艦ガスコーニュでは前後に振り分けたデザインになったとも言われてます、変針を逃走時に、火力発揮の為だけに行うとは考えにくいとも思います>それぐらいなら引き返して本気で戦闘するべきですから、それが出来ないのは、何か戦闘に不利な原因が有るのですから、可能な限り全力で逃げるのが正解でしょう/SUDO
- まあ戦艦や重巡クラスで真後ろの敵艦を射撃するのって、かなり特殊な状況ですね。(真正面なら、まだ分かるけど)
- 日本駆逐艦の後部に重武装に感じられるのは初春型等での失敗で前部背負式砲配置を諦めているからなのでは?
- 初春より前の特型で背負い配置ですね。夕張の配置を見ても前方背負いは当時の日本で充分に可能です、初春の失敗は過度な重武装に起因するのですから、軽減工事の時に、前方火力重視思想が存在していれば、前方背負い配置は堅持されたでしょう/SUDO
- アメリカもサムナー・ギアリング級で艦首方向火力を重視しましたが、頭が重すぎて不評だったようですね。その為シャーマン級では艦尾砲が多くなったとか。
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