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空気中や水中では流線型のように最大断面積が30ー40%位置にあって先端が丸いほうが抵抗が少ないですが,船の場合水線の形状と抵抗について最良の方法は見つかっているのでしょうか?
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- 最良の方法というのは何なんでしょう?単に抵抗が最小となる船型という事でしょうか?低速か高速かによっても違うし、そもそも実際の船に求められる能力は様々で、抵抗だけを考えて設計したら使い物にならない船が出来上がります。
- 船の面白いところはたとえ重くなっても船体を長くすると抵抗が減って速くなる、ことですよね。
- もう少し親切な答え方をすると、潜水艦の場合には基本的に摩擦抵抗だけを考えればいいので簡単ですが、水上艦の場合には造波抵抗や形状抵抗、空気抵抗が加わります。形状抵抗や空気抵抗は合わせても全抵抗の数%程度なのでいいとしても、造波抵抗はバカになりません。低速の時には摩擦抵抗を考慮すれば足りますが、高速になるにつれ造波抵抗が急激に増大するのでこちらの方の比率が大きくなります。従って、抵抗の面だけとっても「最良の船型」などというものは一概には言えないのです(EOS)
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