QQCCMMVVGGTT
88 現在の対艦ミサイルで戦艦の装甲は打ち抜き、戦闘不能に陥れることは可能なのでしょうか?

  1. ソ連の大型超音速対艦ミサイルならその衝撃力で戦艦の装甲を打ち抜けるだろう、と米海軍の研究文にあった記憶が。


  2. 実際のところ、そういう装甲を持った戦艦はもういないのですから、いないものに対応した性能を持たせるのは無駄な事でしょう。ところで戦艦が装甲していると言っても、それは分厚い装甲で囲ってあるのは最小限度の重要区画だけなので、装甲貫通力のないミサイルや爆弾でも多数が命中すれば戦闘能力を喪失する可能性はあります。(N)


  3. ↑質問者です。「あげあし」のようですが「重要区画」(司令部、動力部、主砲)を打ち抜かなければ「戦艦」本来の戦闘能力は無くならないのでは?


  4. 例えば、測距儀のような測的装置が破壊されれば射撃精度は低下します。艦橋が使用不能になれば、低い位置にある司令塔の覗窓から外を見ながら指揮しなければならないので、艦の行動には制約が出ます。火災が生ずれば、熱風が通風系を通じて重要区画に入り込み、人員を殺傷することもあります。実際の例では米戦艦サウスダコタは、装甲を破られはしませんでしたが相当の被害を受けています。(N)


  5. ユットランド海戦における火薬庫命中轟沈シーンが印象的なんだけど、多くの局面では火薬の燃焼効果や爆風効果を狙う弾殻の薄い榴弾の瞬発信管が万能な気がする>下瀬火薬あたりの想像として


  6. 今現在装備されている対艦ミサイルの弾頭では戦艦の主装甲板の貫通は困難ですが(そんな目的で作られていないので、ただ上部構造物や非防御区間なら甚大な被害は与えられます)、それで今の技術なら戦艦の装甲を貫く精密誘導兵器など造作も無く作れますし、実際に対艦ミサイル以外なら既にその様な兵器が存在します。(湾岸戦争以降、重バンカーや耐弾構造の地下構築物破壊用の高貫徹誘導兵器が多数作られていますので)


  7. (追記)結局、弾頭の問題でしょう。突入速度はロシアの新型対艦ミサイル「ヤホント」がM2.5なんで(これは秒速850mの砲弾速度に匹敵します)、レシプロ機の急降下爆撃なんて目じゃないです。低速なミサイルでも撃ち抜くだけなら成型炸薬って手があるし(最新の手持ち軽対戦車ロケットなら貫通力900mmだから大和の防盾も貫通可能)、技術的には核弾頭を使わなくても通常弾頭の精密誘導兵器で大和級戦艦を蜂の巣に出来ます。


  8. 今の兵器でも、誘導爆弾ならGBU28A/B超貫通兵器(陸軍の8インチ砲の砲身を加工して作った即席大型徹甲爆弾)が6m厚の鉄筋コンクリートを打ち抜けて、しかもレーザー誘導型滑空誘導爆弾だから(重量は2130kg!、搭載機はF111E/FかB-52のみ)これ使えば大和クラスでも砲塔に照準合わせて2〜3発で沈められるかも。



Back