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信濃や大鳳は巨大な煙突が艦橋の上にあります。それより前の翔鶴等は側面に設置しています。艦橋の上は構造上むずかしいと思うのですが、利点があるのでしょうか?
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- 熱い排煙は、上昇するので排煙効率が良くなりボイラーの効率も良くなる。被弾して艦が傾斜した時煙突より海水が入りにくい。などではないですか。建造時煙突の傾斜角を風洞実験により求めたと聞きました。
- 高角砲員から煙たいって文句があったからかな・・・は冗談として
- 着艦時に気流が邪魔するんじゃないかな。それを防ぐため?(下の続き)
- 本来は艦橋と一体化させるのが一番自然で無理のない方法です。日本海軍がそれを恐れたのは排煙が気流を乱して着艦に悪影響があると考えた為で、その為にあえて邪魔にならなそうに思える側面にしたのですが、艦尾近くまで舷側を延びた煙突に接した艦内は排煙の熱でたまった物ではなかった様です。特に居住区が設けられている場合には特に。米英の空母(及び独伊)は艦橋と一体型が普通で、特の問題もなく運営しています。日本ではそれを見て隼鷹型で試しにやってみたら問題がなかったので、後の信濃や大鳳に適用されたのでは。
- ↑これは「加賀」の誘導煙突の話しと思いますが、あれは実験時に「加賀」だけに採用された設置方法で日本海軍の一般的なものではありません。翔鶴型に代表される様な日本空母特有の横向き湾曲煙突は防御上の懸念(大傾斜時の浸水)以外は好成績でした。が、この防御上の不安から隼鷹型/大鳳/信濃では艦橋構造一体の直立(傾斜)煙突となりました。
- 大鳳クラスは乾舷が低くなったのであの煙突形状になったと福井静夫氏の「日本空母物語」にあります。
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