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人間魚雷「回天」は、米軍公式の戦果(駆逐艦1隻タンカー1隻撃沈と軽微)の割には、米軍の怖がり方が尋常じゃ無い様な気がするんですが。同じ位しか戦果を上げなかった人間爆弾「桜花」はBAKAと呼ばれてそれほど脅威では無かったような印象を受けますが。この差は何なんでしょうか?
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- え、回天の戦果って公式ではそんなに少ないんですか?「続−ああ伊号潜水艦(板倉光馬:光人社)」によればそれどころではない戦果ですが・・・。本が正しくないのか、それとも原因不明戦果に累計されているのでしょうか?!(Kow)
- 質問者です。↑そうんなんです、米軍公式の戦果ではそうなってるんです。でも、インディアナポリス撃沈の橋本以行イ-58潜艦長の手記などをみても、回天はかなりの戦果をあげているようなんです。おまけに、ポツダム宣言受諾直後、米海軍は日本の潜水艦隊司令部に「マル6搭載の潜水艦はただちに最寄りの港に寄港せよ。マル6の攻撃は絶対にするな」と、再三電文が来たそうですし。また、終戦処理のため日本の軍使がマニラに行くと、サザランド参謀長が、対面後いきなり「回天搭載の潜水艦は何隻残ってる?」と質問したそうです。
- ふむ、例えば(想像として)、戦時中は「回天」の脅威を高く見ていたけど、戦後の調査で日本側の記録と付き合わせてみたら実際の戦果はそれぐらいの評価となった。それで「公式の戦果」はそうなっている。という可能性はどうでしょう。(N)
- 冷たい言い方(当時の人に対して)ですが、市販されている戦記本で当時の人達の手記や回想録の「戦果」は信用しない方がいいです。あれを全部信じると、太平洋戦争に日本海軍だけで空母や戦艦を10隻以上、巡洋艦なら20隻以上沈めてます。(僕の手持ちの資料でも「給油艦1隻、護衛駆逐艦1隻撃沈、兵員輸送艦1隻、駆逐艦1隻損傷」らしいですけど)(T.S)
- ただ「回天の命中」を潜水艦からの「魚雷の命中」の誤解している可能性はありますが、ただ、回天が出撃する頃の日本潜水艦の活動は、
- (↑切れた^^;)ただ「回天」の命中のうち何件かを「潜水艦からの雷撃」と誤解している可能性はあります。ただ、回天が出撃する頃の日本潜水艦による目立った雷撃は伊58のインディ撃沈ぐらいしかないですから、やはり回天の戦果はこんなもんだったと思いますが。(T.S)
- 設問の答えとしては、特攻機よりも隠密性があって回避し難いからではないですか?
- 桜花含めて特攻機はピケットラインと戦闘機と対空砲火で近づけなければ、かなり被害は防げるし自信もあったのでしょう。ただ「回天」の様な水中特攻兵器は迎撃手段が事実上無いので(これが一番の要因かと)、それに日本軍の魚雷には散々痛い目にあってるし、それで過大評価したのだと思いますけど。
- 私もそう思います。付け加えれば「見えない敵」というのは必要以上に恐怖心を煽るものです。
- 質問者です。↑うーむ、やはり非情なようですが手記より公式記録のほうが正確と見たほうが良いみたいですね。でも、奢りまくる米軍の心胆を寒からしめた、これだけでも回天搭乗員は無駄死にでは無かったと思いたいですね。みなさんレスありがとうございました。(特攻礼賛者では無いが海空総ての特攻隊員には畏敬と哀悼の念を持つ者)
- ↑そうですね。あれに乗った人達は家族や祖国の将来を信じて文字通り命がけで突っ込んでいった訳ですから、正確な評価は必要ですが、戦果が少ないからと言って「無駄だバカだ」と笑う気は毛頭ないです。平和な時代に生まれ育った人間としては、特攻隊員に対する畏敬と哀悼の念に関して私も惜しみません。 (T.S)
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