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46 米海軍が副砲を廃止して両用砲で置き換えたのは先見の明だったのでしょうか?

  1. 考え方としてはBest。実際に出来上がった兵器としてはちょっと問題、といったところでは?


  2. 元々米戦艦は主砲の門数が他国より多目で(10〜12門)、その変わり副砲は他国より小口径の5インチ砲で我慢した、これが不幸中の幸いだったと思う。ただ、なんで38口径なんて短砲身にしたのかが良く分からない(45口径程度でも製造上も機能上も問題は無いだろうに・・・)(T.S)


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  4. ついでに米海軍は副砲を廃止していないと思うのだけど・・・あれは平射砲の5インチ副砲を、砲塔形式で高射機能を持たせた新型副砲(両用砲)に替えただけだと思うのですけど。位置づけとしてはあくまで「副砲」では?・・・(T.S)


  5. いやいや、長くすると砲身の重量だけでなく、旋回、仰俯角の速度を維持するための動力とか、なにかと重くなりますから。戦艦に載せるのならそれほど重量は問題にならないかも知れませんが、駆逐艦に載せるとなると制限があったのでしょう。(N)


  6. 口径や砲塔配置から考えても、副砲を廃止して両用能力を持つ高角砲で置き換えたという方が順当に思えますが。まあこれは水掛け論かもしれませんね。


  7. 最後の旧戦艦メリーランド級の場合、副砲は15.2cm、高角砲は12.7cmです。これからするとたまたま米戦艦の副砲が12.7cmだったから、、、とする説は説得力に欠けると思います。また米海軍における巡洋艦の例をみてみましょう。主砲以外の砲装備は、単装高角砲→単装両用砲→連装両用砲と変遷しています。例えばボルチモア級重巡では主砲+12.7cm連装両用砲6基を装備しているのですが、これが副砲であったとは私には思えません。よって「副砲は高角砲に吸収合併」の通説の方が妥当だと思います(EOS)


  8. ついでに日本海軍の対空火力が太平洋戦争開戦前の時期でも常に貧弱であった事、問題の両用砲Mk12が同じ両用砲とはいっても、日本海軍のただ仰角を引き上げただけというような代物ではなく、戦後の艦砲の標準となるような本格的な(高角砲よりの)物であった事も付け加えておきます(EOS)


  9. ↑メリーランドは5インチですよ、ついでに38口径なのは、高角砲25口径で副砲が51口径、足して2で割ると38口径・・・・/SUDO


  10. 条約型巡洋艦は嚆矢の古鷹が「拡大型」軽巡で有るコトから、副砲では無く、補助砲と見るべきでしょう、ならば、建造時点での最良の砲を装備しただけに過ぎないと判断することが出来ます>日本の条約型も同様のコトが言えると思います、勿論、米軍艦艇が開戦時から優れた対空火力を備えていたのは事実で、それはかの5インチ38口径に負うところ大ですが、本気で対空火力の改善を謀るつもりが有るならば、既存艦艇へのレトロフィットを大々的に進めても良かったのではないかと思えなくもないです>特に戦艦へのレトロフィットが遅れていたのは何故でしょう?、小改装した艦艇も多く、チャンスは多かったと思うのですが・・・・、やはり高級将校のポストが減るのが嫌われたのでしょうかね/SUDO


  11. 下でボルチモア級を例にしている人がいますが、この問題では巡洋艦は関係無いでしょう。これを言い出すと日本海軍だって「古鷹」以降は「主砲+高角砲」で高角砲が副砲(補助砲)を兼ねてましたから「先見の明があった」と言えてしまいます(笑)。条約以降の新造艦では高角砲の装備は当たり前です。問題は戦艦クラスで装備している副砲(中間砲)を英米では両用砲(高角砲)に統一したのが「将来を見越した先見の明」だったのか?、それとも「たまたまだった」のか?って話しです(この際、巡洋艦は忘れて下さい)


  12. ちょっと弾薬面で考えてみたのですが、旧来の米戦艦の51口径5インチ副砲と、その後継の38口径5インチ両用砲じゃ弾薬の互換性が無いんでしたっけ?、無いなら従来の弾薬ストックを無駄にしても戦艦の副砲から駆逐艦の主砲までを38口径5インチ両用砲に統一したのは、やはり将来を見越した大英断が米海軍内にあったって事でしょうか?(やっぱり、この問題は戦艦単体じゃなくて米海軍全体で考えるべきなのかな>両用砲化)(まずい・・・また「先見の明」の方に気持ちが傾いて^^;/T.S)


  13. といっても、16隻の旧式戦艦は旧砲のままだったのだから、ストックが無駄になるとは思わなかったのでは?(というか、それが換装しなかった理由?)(N)


  14. 巡洋艦の両用砲が戦艦のそれと意味合いが違うという根拠も見いだせないので、巡洋艦の例はいい傍証になると思ってます。それから巡洋艦に装備された高角砲が対水上用の中間砲的な役割を果たしているとも思えません。高角砲はあくまで高角砲。弾重が軽い高角砲弾では対艦能力などたかがしれています。高雄型では主砲の仰角を引き上げたのと引き替えに高角砲を妙高型の半分の4門に減らしているのも象徴的ですね。


  15. ↑弾頭重量は同種弾なら同等なのでは?、確かIJNの場合、駆逐艦の主砲と高角砲では弾頭重量は同等だったと思います、それと、備蓄の件ですが米軍の5インチ両用砲は分離弾ですからどっちか半分は流用できたりして・・・・/SUDO


  16. それと、中間砲ってのはWW1前の「まともな」弾着観測もしないで近接戦闘主体だった頃の「二番目の大きさ」の大砲です、公算射方が前提のWW2艦艇で中間砲運用するコトは極めてまれであり、この話題の中で考慮に値する事とは思えません。なお水上戦闘に於ける補助火器としても位置づけならば、主砲が8−6インチであるコトから十分に「副砲」としての活躍は有ったと思われます、重要なのは、米戦艦の副砲全廃の狙いがナニかでしょうから、他国にも事例の多い巡洋艦の高角砲ははずして考えるべきでしょうね/SUDO


  17. 弩級艦の副砲はもともと対水雷艇用の「補助砲」で、それが対象の大型化(水雷艇から駆逐艦に)にともなって口径が大きくなり(「副砲」と呼ばれるようになって)、15cmぐらいにまでなっていたんですね。その辺で軍縮条約により戦艦の建造がストップしたわけです。(N)


  18. さて皆様そろそろ議論ボードにでも移動しませんか?これ以上ここでやるのもどうかと思いますし、私自身も凄く長くなりそうです。話題もとっちらかっちゃってるし(EOS)



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