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33 艦船の溶接技術について、大和級で用いられたB鋼は溶接ができない鋼板とのことでしたが、同世代の米艦はどのような鋼板で、溶接は多用されたのでしょうか。ご存知の方教えてください。ちなみに独のビスマルク級は8割型溶接がつかわていたとのことです。

  1. って言うか、アイオワ級は液層防御を使うなどした結果、大和級より(水中防御に割いた)スペースが少ないにもかかわらず、大和級と同等の防御力だというのが、そのサイトの文章の主旨なのでは。(N)


  2. めんなさい。これ↑は下の32番に対するコメントです。(削除できますか?)(N)


  3. あれ?大和の溶接不可の理由って、当時の日本の技術じゃあ溶接による寸法精度や溶接後のソリなんかの不安のために止めたんじゃなかったでしたっけ??


  4. 溶接出来ない材質だったのはデュコール鋼(D鋼)では?。で、これを多用する様になったのが一つと、あと、電気溶接が下火になったのは、例の「第四艦隊事件」で主要強度部材へ電気溶接を用いる事を中止した(濡れ衣だったけど)と聞いています。(T-SATO)


  5. 質問者です。D鋼(デュコール鋼)でした。大変お騒がせしました。すいません。


  6. ↑いえいえ^^、それより肝心の質問の答えになってなくてすいません(手持ちの資料だと米戦艦の溶接率って分かんない^^;/T-SATO)


  7. 「名艦物語(石渡幸二)」にはN.カロライナ級で全体の30%、強度上重要な部分には使われていない、と書かれていましたが。(N)


  8. 米国の造船官が「電気溶接船は船台上で船体がそるが,これは嫌なものだ」と言ったとか,停泊中の戦時標準船(溶接構造)が寒い朝轟音と共に真っ二つに裂けたとかの話を聞きます(船台上でのそりは当時各国で起きていたそうです)。ビスマルクも付け足した構造の船尾ブロックが強度不足で沈没時にちぎれています。


  9. 標準船が寒いところで真っ二つというのは、溶接のお勉強をすると先ず最初に聞かされますねぇ。(N)


  10. ところで、ここでいう「電気溶接」ってなんなんでしょ?やっぱ「アーク溶接」なのかなぁ。でも、これだったらD鋼でも十分溶接できるし・・・(イヤ、それ以前に溶接できない「鋼」なんて無いと思うけど)


  11. 終戦までに日本海軍で実用化された電気溶接は軟鋼だけです。ドイツでは高張力鋼に対してDT52という溶接棒地金が実用化されており母材と同等の強度で溶接できました。


  12. 溶接出来ない件に関しては、専門的な事は詳しく知らないのですが「当時の溶接技術では・・・」と補足しといた方がいいですね。(T.S)


  13. ↑(2つ下)溶接棒は原則的に母材と同系統の物です。溶接棒ができないわけ無いのですが・・・。それよりも、材料内の応力除去ができなかったのかな?


  14. ↑そのようです。第4艦隊事件の結論は「電気溶接で建造された船体構造物の内部には,既にかなりの力が加わっていると考えなければならない」だったそうです。


  15. 母材と同じ材料というわけでないです。アーク熱によって溶けた鋼が棒に塗布したフラックスの蒸気の中で母材が半分溶けたものと融合して冷却固化するもので母材と異なり圧延処理も熱処理の過程もちがうわけですから「同じ材料」イコール「同じ強度」にはなりません


  16. ↑当時の溶接棒って「フラックス(被覆)」していたのかなぁ??裸棒だったかも。また「被覆」は溶接性の向上と酸化防止目的で塗布された「膜」であって、溶接棒そのものは母材とほぼ同じ物を使用してます。あと、溶接の強度不足(母材と同系統の棒を使用する限りあまり起こり得ない)よりもクラック(亀裂)の発生の方が大きかったのではないでしょうか?(ビスマルク後部もこれで折れたかもしれません)


  17. ↑(補足)それ以前に溶接工の技術が未熟だったせいかも


  18. フラックスがなきゃスだらけで使えないっす>溶接,丁型なんか軟鋼が主要材だったんでブロック建造に溶接が使えたわけやね,各ブロックの結合は鋲接だそうだが,,,


  19. ↑確かに!だけど、熟練した人はできます。やっぱ素人がやった結果、それがクラックの原因となったのかな?(これは危険だ、事故って当然^^)


  20. 溶接の際,熱による歪みが起きるのは原理上しかたないことです。残留応力が構造や溶接部に残らないようにするには現場での小手先の工夫や熟練ではなくて工程管理や歪みによる変型や応力が蓄積しない溶接ブロックの組み立て順序が重要なのです。


  21. 戦時中の日本の溶接法つうのは,ドック脇の作業場で隔壁や甲板,船腹外板をそれぞれ平らに並べて下向き溶接(簡単確実)で板同士を突き溶接してガーターを組み立てて,さらに配管や器機など先行艤装するでないかな?


  22. 輪切り場ブロックを陸上施設で全溶接法で作製して船台場に並べて一気に溶接で接合するのは戦後に開発されたやりかたで,戦時は100トン未満のブロックを積み上げて歪みの影響の少ない幅や深さ方向は溶接でなるべく接合しても長さ方向のひずみが影響しやすい強度部材は鋲接



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