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1 官軍艦艇で夜間連絡用に使用されていた山川灯について教えてください。試作だったのでしょうか、あるいは一般に使用されていたのでしょうか?

  1. 官軍じゃなくて海軍でした。これじゃ戊辰の時代になっちゃいますね。翔鶴とかに積んであったという赤外線装置のことなのですが。


  2. 幕末の話だと思っていました(笑)。これは<二式哨信儀>のことをいわれているのだと推察します。これは赤外線を使用した味方識別装置で、二式、とあるように制式化されています。また、二式を小型化した三式哨信儀もあります。使用実績は不明ですが、戦局が悪化した時分に完成していますので使われる機会は大して無かったものと思われます。自衛艦の一部にも装備されていた筈ですが…。(yuji)


  3. 「山川燈」は下の方のとおり赤外線を各艦が探照燈等を照射し、それを受け止める機構のものです。二式哨信儀以外にも三式(ポータブル)もありました。資料によっては「97式山川燈1号」という俗称で阿賀野型にも搭載されていたそうです(前記のものと同じ物かは不明、でも図を見る限りは形が異なるような・・・)


  4. ↑2つ下:参考文献「幻の秘密兵器」(廣済堂)。他の資料を調べた所、下の方が書かれているとおり「97式山川燈1号」がありました。とすると、サボ島沖海戦で一等巡洋艦「青葉」がアメリカ側から砲撃を受けるまで敵と識別できなかったのは何故なのでしょうか。「97式」ならば巡洋艦程度には全艦装備されていてもいい様に思いますが…(謎)。(yuji)


  5. ↑訂正「97式山川灯1型」(yuji)


  6. ↑1号じゃなくて、1型、ごめんなさい


  7. サボ島の場合は、友軍がソレを使ってなかった可能性を考慮したとか、故障してたとかでは無いでしょうか?>敵地に乗り込むのだから使っていなかった可能性も高いです>持っていたと仮定してですが。本音は装備してなかったと思います、ハナシずれますが後半にあれほど備え付けられた25mm機銃、95/96式ですが、開戦時に備えていたのは僅かでしたよね/SUDO


  8. サボ島の場合は、司令官は戦死するまで友軍と思ってました。理由としては同時刻、同海域で友軍とすれ違う予定があったためです。だから、この時は「絶対友軍」の思い込みにより「山川燈」は使用してなかったのではないでしょうか


  9. 陸海軍ともに正式採用となっても配備数が少ないことがよくありました。多分「山川燈」もごく少数の新鋭艦のみに配備されていたと思われます。



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