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Me163に使用されていたT液が搭乗員を溶かす事故があったそうですが、「溶かす」とはどの程度のものなのですか? 皮膚が爛れるぐらいなのか、文字通りドロドロに溶ける程なのか 教えてください。 めっさー |
- T液の成分は過酸化水素80%+水20%ですが、30%の濃度の過酸化水素水が人体にかかると激しい炎症となるそうです。T液は濃度80%ですから、大量のT液をまともに被ってしまい、すぐに洗い落とすことができなければ、皮膚がただれるどころか相当な腐食性薬症を起こすことになるでしょう。被る量にもよりますけど、皮膚又は筋肉を溶かす(腐食させる)危険性は十分高いかと。
アリエフ
- ちょっとグロテスクな話になりますが・・・
Me163の実験飛行隊長を務めたヴォルフガンク・シュペーテ著「ドイツのロケット彗星 Me163実験飛行隊、コクピットの真実」に以下のような記述があります。
「防護服を着ていたにもかかわらず、パイロット右腕は完全に溶けていました。左腕と頭部はやわらかいぜりーの塊に見えました。」
これは、離陸時の墜落事故での報告の締めくくりとして述べられている言葉です。T液タンクはコクピット内のパイロットの足元にもあり、非常に危険な配置でした。また防護服の着用が義務付けられてはいたものの、腐食を遅らせるだけで完全に防護できるものではなかったようです。
とりあえず、「どのくらい?」という疑問に対するもっともストレートな記述として取り上げてみました。
YF−23A
- 参考までに実体験。30パーセント液が指に水滴上に附くと痛いです。すぐ洗ったので大したこと無かったですが白くなることがあります。
90パーセント以上ですと組織が燃えると表現(英語)しているサイトが有ります。
素人ですが・・・
- 死体から人体の骨格標本を作る際、生石灰(アルカリ性)を用いる方法があるそうです。この方法だと骨だけ残して余分なものはキレイに溶けてなくなるそうです。
過酸化水素は生石灰なんか比べ物にならないくらい強力です。
被った量・時間によっては骨しか残らない・・・ということもありえます。
おうる
- 細かい疑問にお答えいただきありがとうございます。
文字通り溶けるんですね。
めっさー
- てえかさ、ほとんどごみレスですが
過酸化水素水ってさ、酸化力が最強というかかなり上位にくると
高校の化学の教科書に出てきますよね。
ましてやそれ知らんとセンター試験なんかも得点取れませんよね。
そっから考えてみましょうよ。
P-kun
- >6
あなたがおっしゃるのは過酸化水素のことではないでしょうか?
過酸化水素は還元剤としても作用しますからあまりたいした酸化力をもってないのかと疑問に思い上のような質問を書いた次第です。
めっさー
- >7
過酸化水素で検索したHPから引っ張って見ました。
<過酸化水素水>
http://www.kagakukan.sendai-c.ed.jp/yakuhin/yak/025.htm
でと、過酸化水素水は、過酸化水素溶液ですわな。
強力な酸化剤で,消毒,殺菌などに使われると、上記HPにもある訳でして。
結局濃度によって違う訳ですからたいした酸化力を持っているかいないかっての
はその濃度に左右されるだけの話ですよ、P−kunはその事を言っている訳で。
ooi