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ゼロ戦のゼロってどういう意味ですか? 宅間守 |
- 紀元2600年の最後の0の意味だと思います。
未明2
- 皇紀2600年の下2桁です。
レギオン
- ちなみに、この時代の兵器には、正式採用された年の紀元年の下二桁が用いられています
2596年→九六式
2597年→九七式
2600年→零式(海軍) 百式(陸軍)
2601年→一式
と言う具合です
で、ゼロ戦の正式名称は「零式艦上戦闘機」です
8bd
- 当時われわれは、零式戦闘機(れいしき戦闘機)又は零戦(れいせん)と呼んでいました。
蒼空
- そういえば、いつ頃から「ぜろせん」というのが広まったんでしょうね。
どうも
- 確か設計段階で既に「ゼロセン」「レイセン」どちらでも有り、だったのではなかったでしょうか。
はにまる
- ゼロ戦はアメリカのゼロファイターからきたんじゃないですかね?つまり戦後かと。
跳犬
- 昭和19年に一般に公表された時に「ゼロセン」と言う愛称が伝えられています。
(N)
- なお、この機体の計画時の名称は十二試艦上戦闘機で、昭和12年(1937)年に開発が開始されたことに由来します。
本間
- 十二試艦上戦闘機というのは「昭和十二年度」(昭和十二年四月〜昭和十三年三月)に「試作発注」(開発はそれ以前にスタートしている)が行われた「試製計画」に与えられた名称で、三菱のA6Mだけを指す訳ではなく、同時に発注された中島のA6Nもまた十二試艦戦です。
ですから「十二年」でも「開発開始」でもありません。
複数の機体を含む試製計画に与えられた名称です。
零戦についての「ゼロセン」等の俗称は戦時に実際に部隊で使われていた事を示す証拠が複数挙げられますが、正しく「レイセン」とのみ呼んでいた部署もあり、単純に一つの回想が全てを語る訳でもありません。
昭和19年11月23日の新聞発表で「ゼロセン」が使われている例などは「ゼロセン」の俗称が海軍によってオーソライズされた、と解釈することもできるでしょう。
BUN
- 補足
皇紀とは、日本書紀に記載にしたがい、初代天皇である神武天皇が即位したとされる年(西暦紀元前660年)を、元年(1年)と定めた紀元です。
カンタニャック
- 補足2 ちなみに西暦1940年(昭和15年)が紀元(皇紀)2600年に当たり、「紀元2600年」という記念の歌も作られました
8bd