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昭和30年代前半、小学生低学年のころ、おやじに“WWIIで世界一強かった戦闘機はなにか?”と聞くと、“ドイツのメッサ-シュミット”と即座に答えてくれました。当時、私の周りの旧軍関係者だった、警察予備隊のおじさんや、小学校の先生まで、メッサ-シュミットを嚆矢とするのがおおかったようです。あと、漫画家の“わちさんぺい”さんも、メッサ−が一番ということをマンガのなかで書いていたような。...当時の日本人って、みんながそんな感じでしょうかね? ネコマタ |
- 「みんな」と云い切れるのかは別として…。
昭和30年代の大人の子供〜少年時代である戦時中の航空雑誌において、「ドイツのメッサーシュミット」は、「ドイツ空軍の第一線で活躍する戦闘機」「世界記録樹立機(実際は専用の速度記録機)」と云う位置にありました。そしてドイツの戦勝華々しい事から、ドイツ強い>ドイツの戦闘機強い>メッサーシュミット世界強い、と云う刷り込みがなされたものと思われます。
印度総督
- 質問の意図とは多少離れてしまうゴミレスですが…
陸軍航空隊の整備兵としての実体験を描いたわちさんぺい氏の「空のよもやま物語」には、輸入されたシュトルヒとBf109(イラストを見る限りE型)の評価試験についての記述が有ります。そこでは「飛燕や隼との模擬空戦では巴戦になれば隼に分がある様な気がした…ただ一つ速度を出して逃げ切ってしまう事だけが性能の差」と回顧していますね。
もちろん現場の整備兵であるわち氏の耳に軍の公式な試験結果が届くはずも有りませんが、少なくとも「現場レベル」の航空関係者には「メッサーシュミット信奉」の様なモノは無いような気配です。(少なくともわちさんぺい氏個人には無かったのでしょうね)
品場