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プラモデルメーカーのハセガワは、ビーチT-34「メンター」の金型を修正して富士T-3のキットを発売しています。使用目的が同じ為、素人目には非常に良く似ていると感じています。実機もプラモデルと同様に一部の改修だけなのでしょうか?それとも完全に別設計なのでしょうか? こころのぽす |
- T-34Aをベースにエンジンとプロペラを改良したのがT-3です。ちなみに、富士重工によるT-34Aベースの練習機開発の経緯は概ね以下の通りです。
・LM-1
T-34Aのコックピット部をキャビン型に改造し燃料搭載量を若干増加。陸上自衛隊向け連絡/軽輸送機として採用。
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・KM-1/KM-2
KM-1はLM-1のエンジンをライカミングIGSO-480-A1F6(340hp。スーパーチャージャーと燃料噴射装置付き)に換装しハーツェル製3翅プロペラを搭載した改良型。陸自には採用されず。
KM-2はKM-1のキャビン出入口扉位置や装備品を変更した改修型。海上自衛隊の初等練習機として採用。
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・T-3
T-34AにKM-2と同じライカミングIGSO-480-A1F6エンジンとハーツェル製3翅プロペラを搭載した改良型。航空自衛隊の初等練習機として採用。
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・T-5
KM-2のエンジンをターボプロップのアリソン(現ロールスロイス)250-B17D(350shpフラットレート)に換装し、主翼端を跳ね上げ垂直尾翼を後退角付きに変更、コックピットを拡大しキャノピーを透明化した改良型。KM-2の後継として海自にて使用中。
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・T-7
T-3にT-5とほぼ同じターボプロップエンジン(ロールスロイス250-B17F、450shp)を搭載し、主翼端を跳ね上げ垂直尾翼を後退角付きにする等の大幅な設計変更を加えた改良型。T-3の後継として空自が調達中。
ブラック・タロン
- ブラック・タロンさま
良く解りました、どうもありがとうございます。
こころのぽす