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中年航空ファンです.ナチスドイツの兵器がその後の様々な兵器のルーツになった事は周知の事実ですが、ミグ25の開発意図が、ひょっとしてMe163コメートの技術を旧ソ連が持ち帰り、ロケットの代わりにラムジェットを応用して、で来たものなのではないかと思うようになりました.そのような技術者をソ連に連行したとかなど、証明するようなものはあるのでしょうか. よっぴ |
- 世界の傑作機NO.83Mig25など、関係文献調べてソ連ジェット戦闘機の系譜から調べてみるべきでは?大体、そんな仮説立てるのなら、Mig25の技術が主にMe163の技術を受け継いだものという具体的根拠は?ドイツのMe163以外の機体(実験機やペーパープランも含む)の技術は関係してないんですか?
具体的論拠示した仮説設けないで証明探そうといったって、徒労に終わるだけですよ。
アリエフ
- 兵器としてのコンセプト「速度と上昇力最優先の迎撃機」ということであれば、MiG設計局自身がMiG-1〜3という先例を持っています。
また、「尾翼付き高アスペクトデルタ+双垂直尾翼」という機体形態はロックウェルA-5のボツ案から発展させたものとはいえ、ソ連が他に先駆けて実用化したものです。…そもそも尾翼付きデルタはソ連のお家芸ですね。
インテイクダクトの設計もA-5とMiG-21の技術をうまく組み合わせたもので、すぐれて1950年代中盤以降の超音速時代の技術です。
さらにアフターバーナーをラムジェット的に使うアイデアには、SR-71という先行例があるものの、目的に適合させるためのコアエンジンの設計にはソ連独自の技術が見られます。
そもそもラムジェットそのものからしてがルネ=ロリン(仏・1913)、フォン(ハンガリー・1928)、ルネ=ルデュック(仏・1928)らの発明になるもので、ドイツ起源のものじゃないですし。
Schump