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2重になってしまいました、すみません。 それと、もうひとつ、質問があるのですが、 戦闘機の非常脱出装置で脱出したパイロットは座席に座ったままの状態で 外に飛び出していますが、座席にパラシュートが組み込まれているのでしょうか? それとも、脱出後、座席を放棄して自分の背中に背負っているパラシュートを開くのでしょうか? RealEmotion |
- 座席に組み込まれており、適切な高度で開傘するようになっています。
こういうことを書くのも非常に心苦しいのですが、航空関係の簡単な図鑑類にも載っております。書きこまれるまえにそちらをご参照くださるようにお願いいたします。
居眠り将軍
- 質問の内容が、「シートに座ったままの状態で、シートに組み込まれたパラシュートが開き、そのまま降下するのか」それとも「シートから乗員が分離して、乗員とつながったパラシュートが開くのか」という風に理解すると、
射出後、「乗員は、シートから分離し、パラシュートが開く」という答えになります。
パイロットをシートに固定するハーネスは、パラシュートのハーネスでもあります。そして、パラシュートを納めるコンテナは、シートに付いています。
射出後は、高度によりシーケンスは異なるものの、乗員は、シートと自動的に分離し、この時、パラシュート及びサバイバルキットもシートから離れ、乗員側に付き、それぞれが自動的に展開します。
パラシュートに関しては、乗員が背負っているわけでは無く、あくまで射出座席のコンテナに収まっています。
なお、エジェクションシートにも速度制限があり、これを超える速度での射出は、乗員の死亡もしくは負傷を招くということで、操縦指令書により、警告が出ています。
(居眠り将軍さんの言われることは、もっともだと私も思います。)
PRCA
- ディスカバリー・チャンネルで「撃墜機からの脱出」:
http://japan.discovery.com/series/serintro.php?id=159
が放映されていました。
内容はともかく、「よく、こんな映像が!」
と何度も感心いたしました。
豪腕少年タイフーン
- 質問にお答えいただきありがとうございました。
少し調べればわかるような初歩的な質問をしてしまったことを
深く反省し、今後、注意していきたいと思います。
短文ではありますがこれでしつれいさせていただきます。
今回は本当にありがとうごじました。
RealEmotion
- 射出座席の脱出用パラシュートは、飛行毎にパイロットが自分で背負って
搭乗する物と事前に座席に組み込まれている物の2種類が有り航空自衛隊で
いえばT−1〜3(F−1も含む)が背負い式、T−4、F−15等は組み
込み式となっています。 背負い式の場合、物理的に座席に座ったままでは
パラシュートが開傘できないので、搭乗員と座席が分離してから開傘する事
になります。 背負い式射出座席には、座席と搭乗員を強制的に分離させる
装置が座席に着いており、また搭乗員の背負っているパラシュートは、座席
と分離した時点で自動開傘装置が起動するような設定になっています。
組み込み式の場合はメイン・パラシュートが展張されるまで搭乗員は座席
に固定されており、パラシュートの開傘と座席との分離が同時−というより
パラシュートにより搭乗員が座席から引き離される感じ−になります。
なお、厳密に言えば搭乗員を座席に固定するシートベルトとパラシュート
用の縛帯(ハーネス)は別のものです。
名無し
- >5.
F-15に使用されるACESIIでは、ショルダーハーネスがパラシュートのハーネスとなるはずです。なぜなら、乗員を乗せるとき、特にパラシュートのハーネスを締めたりしておりませんが。
PRCA
- >6の追記
もしかして、ラップベルトがそうだったでしょうか。
PRCA