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F14の可変翼についてですが、 物の本によると「コンピュータで自動的に最適な角度に翼を保持する」 と書いてありますが、私は全開と全閉の状態しか見たことありません。 Mig23の可変翼は3段階だったそうですが、実際のところF14は2段階ということなのでしょうか? (母艦での駐機中の最大閉角度状態は除きます)。 とむ |
- もちろんコンピュータによる制御で最適な角度に保持されます。
(N)
- >1
それは中途半端な角度での保持も有りなんでしょうか?
また左右に個別に角度を変えられる(片側だけ閉じて旋回半径を小さく出来る)
というのを、何かの雑誌で読んだのですが、実際可能なんでしょうか?
とむ
- ちなみにMiG-23の3段可変翼っつーのもウソね。
マニュアル無段階で、レバー基部に目安の角度3つの数字がふってあるだけだそうで。
Schump
- ついでにB1やトーネード、F111の可変翼についても教えて。
じぇりー
- >それは中途半端な角度での保持も有りなんでしょうか?
有りです。
http://www.news.navy.mil/view_galleries.asp ←これはU.S.NAVYのPHOTO GALLERYで、膨大な数の写真が出てきます(海外サイトなので、ちょっと重いです)。ここのAirCraftっていうのを見れば、艦載機がゴロゴロ出てきます。でも今はF/A-18の写真が多い・・・。でもF-14もちゃんとありますよ。
>また左右に個別に角度を変えられる(片側だけ・・・
主翼を片側だけ閉じる。この行為は恐らく「片側の主翼が無くなる。」という現象にかなり近づくので、旋回以前に、左右の機体バランスを取るだけで精一杯だと思います。ただし主翼自体は手動で操作出来たはず・・・。
鳥避け
- >2
>また左右に個別に角度を変えられる(片側だけ閉じて旋回半径を小さく出来る)
>というのを、何かの雑誌で読んセのですが、実際可能なんでしょうか?
なんの雑誌をお読みになったのかは分かりませんが、それは大嘘です(笑
この種の可変後退翼機では、左右の後退角のずれによるアンバランスを極端に嫌い、
機構的に左右が連動するようになっています。フラップが片側だけ出たりしないように
連動しているのと同じですね。
それに左右の後退角を変えても旋回半径が小さくなったりはせず、機体が傾いて危険な状態になるだけです。
便利少尉
- 最前進位置と最後退位置の写真しかご覧になったことがないとのことですが、
http://www.globalsecurity.org/military/systems/aircraft/images/f-14-053.jpg
これなんか中間位置ですね。
関係ありませんが、この写真はすごいです。
http://www.globalsecurity.org/military/systems/aircraft/images/f-14_677336.jpg
他にもいろいろF-14の写真があります。
http://www.globalsecurity.org/military/systems/aircraft/f-14-pics.htm
便利少尉
- >7
>これなんか中間位置ですね。
ええと私の質問の意味は、
この中間位置の状態で巡航する/空戦機動を行うことはあるのか?
ということなのですが...どうなんでしょうか?
とむ
- >8.
あくまでもこれは速度と連動して動くので、例えばこの中間位置に相対するスピードから旋回するとしますよね?するとスピードも当然落ちるのでそれに合わせて翼も開いてきます。スピードが上がればその逆です。
巡航の面では、この中間位置と相対するスピードが巡航速度なのかどうかによります。F-14のカタログ・スペックにある巡航速度に相対する翼の角度が中間位置ならそれで巡航します。
鳥避け
- >7.
この可変翼というのは、ニュアンス的には自動空戦フラップに似たような物と考えた方が良いと思います。
空戦伝々というほどあまり深い意味は無いですよ。
空母という限られたスペースの中で効率良く使う為、駐機中は翼を畳めるしスピードが上がってくれば翼を畳む事によって空気抵抗も減らせて一石二鳥。それが可変翼です。
鳥避け
- ↑の文章は>8.のとむさんに宛てたものです。
便利少尉さんゴメンナサイ・・・(汗
鳥避け
- >2
片側だけ後退角を変えるというのはNASAの実験でやっていますが、実戦ではやる意味も無いし、価値もないでしょう。
Sparrow
- >4.
>ついでにB1やトーネード、F111の可変翼についても教えて。
F-111に関しては、↓こちらを御覧下さい。
http://www2.osk.3web.ne.jp/~kurochan/aircraft/f-111.html
B-1に関しては、↓こちらにあります。
http://www2.odn.ne.jp/flip-around/military-aircraft/b1.htm
トーネードADVは、こちらを御覧になって下さい。
http://www2.odn.ne.jp/flip-around/military-aircraft/tornado-adv.htm
トーネードIDS及びECRもADV同様ではないかと推測されます。
PRCA
- 厚木で見たデモでは敷地内の空間で全開から全閉に変化していたと思います。
中間の速度域はごく狭いものかもしれません。
のぶ
- F-14のVG翼ですが、後退角度は、気温、静圧、動圧、AOAの4つのデーターを基に、揚力係数が最大となるように変化します
しかし、これでは主翼の曲げモーメントが過大になるため、その後、余剰出力が最大になるように変更されたとのこと
セミララ
- >14
デモではないですけど、通勤ルートの上をF−14が飛ぶことがあり、観察していましたが、
離陸して、R246を越えるあたりで急加速して翼を畳みました。その間、数秒です。
また、急旋回するときにも一気に翼を広げて急角度に旋回します。
見ていて「すげーなー」って思いました。もう見られないと思うと残念です。
kazz