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第二次大戦時、米軍機B29が高度一万メートルから攻撃目標に爆弾を機体から切り離すのは真上に来てからでは遅いはず、では何キロ手前で切り離すのでしょうか? もとはし |
- B-29は高度一万で爆撃なんてしませんが、まあそれはさておき。
投下は爆撃照準機の照準が目標に合致した時です。
爆弾は、それまでの飛行機の速度を保持したまま、下方に落下していきます。
地面に到達するまでの時間は等加速運動で計算でき、その時間から投下までに爆弾が前進する距離も計算できます(実際には爆弾の空力等による修正が加わりますが)
あとはご自身で計算してみてください。凡その数値は出ると思います。
SUDO
- 高射砲の性能で投下高度が決まるのでしょうか?急降下するのでしょうか、其の時の飛行速度は?できたら爆撃精度も知りたいのですが。中島飛行機武蔵工場への爆撃効果から派生した疑問でした。
もとはし
- 直接の回答ではありません。私のHP「903航空隊」をご一読ください。
http://www.warbirds.jp/senri/
蒼空
- 米軍の作戦任務報告書によれば、1944年11月24日の中島飛行機武蔵製作所への第1回爆撃では、爆撃高度は27000〜33000フィート、目標上空での対地速度は時速445マイル(1航法マイル=1浬=1852m)です。
日本本土空襲に関する文献の多くは、現在、残念ながら絶版ないし在庫無しで入手困難(公共の図書館に所蔵されているものは多い)ですが、次の二点は現在でも容易に入手できますので是非お読みになることをお勧めします。
『B‐29日本爆撃30回の実録―第2次世界大戦で東京大空襲に携わった米軍パイロットの実戦日記』(チェスター・マーシャル 著,高木晃治 訳、ネコパブリッシング、ISBN: 4873662354、2001年)
『東京大空襲―B29から見た三月十日の真実』(E.バートレット・カー 著,大谷勲 訳、光人社光人社NF文庫、ISBN: 4769823037、2001年)
ノルデン照準器の動作原理などについては、詳しい方の説明を待ちましょう。(もちろん、ご自身でお調べになるほうが勉強にはなると思いますが。)
OPD
- >2.急降下
米軍の爆撃機(B-29やB-17等)における急降下爆撃の可能性は、当時の状況を考えるまでもなく、極めて低いのではないでしょうか。(無いとは言い切らないけど、本土爆撃においては、爆撃機の性質上ないはず。)
PRCA
- > ノルデン照準器
ご参考までに http://www1.ocn.ne.jp/~susuma/bombing/intro/norden.htm
因みに、堀越氏の右腕として活躍した曽根氏が昭和18年2月に陸軍の立川飛行場で開催されたB-17E(開戦間もなくに捕獲されたもの。ノルデン爆撃照準器を装備)の見学会に参加された際、「高度6,000mから投下した爆弾7発のうち、5発が8mの円内に当たった」と陸軍将校から聞かされたそうです。
T216
- http://www.ndl.go.jp/jp/data/theme/constitutional/occupation/usblist.html#usb-5
とか利用するとか。
googleでB-29、MISSION SUMMARIESとかで検索すると
http://home.att.net/~sallyann6/b29/missionsummary4412.html
こういうのが出てくる。
2.5%が良いのか悪いのか、私には判りませんが。
SUDO