F-15やF-104の様な最大速域で余剰推力を持つ機体なら「出せる」のは確かです。どれだけ出せるのかは知りませんが。
その制約を外したからと言って、テストされてないエンベロープでディパーチャーに陥ったり、実際には加速する燃料がなかったという事に成るかもしれません。
グリーネマイヤ智久

　F-15で、VmaxスイッチONで出せる速度は、M2.5＋α程度のはずです。
　Vmaxスイッチとは、エンジンのリミッターを外すためのスイッチです。つまり、リミッターをカットしても、M2.5ちょっと程度です。
　また、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、ジェットエンジンの流入空気そ速度は、亜音速でなくてはなりません。超音速飛行時は、わざわざ流入空気を減速させています。（F-15は、AICに制御されるセカンド、サード、デュフューザランプ並びにバイパスドアを駆使して減速させている）
　このエアインレットシステムが、規定された速度を遥かに上回る速度に対応できなければ、当然エンジンは、まともに回らないでしょう。
　ですので、摩擦熱のことを考慮しないとして場合、リミッター解除で少しぐらいは余分に速度を出せても、大幅にこれを上回る速度を出すというのは、別の理由で難しいと思います。
ＰＲＣＡ