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「子供の科学」と言う雑誌に紹介されていた日本版スペースシャトル(2020年初飛行予定)についての質問です。 親機(ジェットエンジン)と子機(ロケットエンジン?)から構成されており、親機は子機を背負って高度100kmまで上昇、そこから子機が分離して周回軌道上へ到達する。 というのですが、ジェットエンジンで高度100kmまで行けるのでしょうか? たまご |
- その雑誌を見ないで回答するのもなにですが。
大気吸入機関で高度100kmまで到達するのは無理だと思います。
無理ではないと言う人もいるでしょうが、いずれにしろもしそのようなエンジンがあるのならば、
わざわざ2段構成にせずに、そのままもうちょっと加速して(これはロケットでも良い)
衛星軌道に乗れるのではないかと思いますが。
ちなみにスペースシャトルが外部タンク(ET)を切り離す高度が118kmです。
便利少尉
- 2020年を目処に現在検討されている二段式宇宙輸送システムでは、大気圏内はエア・ターボ・ラムジェットエンジンを搭載した無人の親機でマッハ6まで加速して高度30km付近で子機と分離、分離した子機はロケットエンジンで衛星軌道(高度400km付近)まで上昇するそうです。
ガンヘッド507
- ありがとうございます。あと、このことを詳しく紹介しているサイトはあるでしょうか?
たまご
- 関連記事
>http://www.shamen-net.com/news/news08.html
独立行政法人航空宇宙技術研究所
>http://www.nal.go.jp/
宇宙輸送システムプロジェクトセンター
>http://www.nal.go.jp/jpn/research/strpc/002.html
>http://www.nal.go.jp/strpc/jpn/index_h.html
各要素研究は進んでいますが、まだ構想段階で具体的な運用方法やシステム等は決まっていないと思われます。
ガンヘッド507
- 途中まで(80km)エアーブリージングエンジンで加速し、あとは慣性で100kmまで上昇するはずです。
アオキ
- 大気吸入機関(ラムジェット)を用いて宇宙へ行くことに関する
技術的議論がここにありました。
http://njb.virtualave.net/nmain0135.html#nmain20030914083024
ちなみに野田篤司氏は、宇宙開発事業団の衛星開発の専門家です。
便利少尉