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94式水偵の後部座席付近の胴体についている、スダレのようなものは何ですか? お願いします。 奥沢 |
- 最後部の座席は無線士席でして、作業時には機体内部に潜りこむ形になります。
よって、そういった時に空気抵抗を減らすために使う覆いです。
SUDO
- セルロイドで出来ていて、ガラガラガラと閉じます。
閉じると無線席の透明(半透明?)な天蓋になります。
本来は、旋回機銃を使わないときには閉じていれば空気抵抗も減るのでしょうが、
どうもほとんど開けっ放しにされているようです。
片
- 意外でした。
ありがとうございます。
奥沢
- 2> 片監督。セルロイドは可燃性と言うよりも、むしろ極めて燃えやすい材質で、時には自然発火する事もあり、運搬保管時にも特に注意が必要とされた材質だと聞いています。
子供の頃に、「セルロイドが燃えたら火が走るから、絶対に火に近づけたらあかん」といつも言われていました。
http://www.fukui-iic.or.jp/kokusai/sabae030807.htm
その様な、セルロイドが軍用機に使われた事が有ったのでしょうか?少し気になりました。
roht
- >4
セルロイドは一般的な透明素材として軍用機にも、たとえば小さな明り取り窓のような部分にけっこう使われていたようです。
九四水偵の場合はいささか使用量が多いですね。
片
- セルロイドの燃えやすさについては、子供の頃、先輩にこんなことを聞きました。
学生服の詰め襟につけるカラーを細長く切って、鉛筆のキャップ(薄い金属を深絞りしたもの)に詰めて、
マッチで火をつけるとロケットのように飛ぶ。
あるいは、石炭ストーブの上に置いておくと勝手に飛んでいく。
カラーに使うセルロイドは人魚などと同じで薄いので燃えやすかったのでしょう。
窓ガラスの代用として使うほどの厚い素材は燃えやすさが違うのかもしれません。
kazz