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三点、以前から知りたかった事、お手数ですが、ご回答ください。 @ボーイング旅客機は7○7〜777など(7シリーズ)にした理由 Aメッサーシュミットとは「かみそり(メッサー)シュミット」というあだ名? B屠龍は高度1万メートルでも空戦可能である? 以上よろしくお願いします。 川口 哲司 |
- 丸数字は止めて欲しいんですが・・・。
(1) 707と720の経験を活用して作った727が大ヒットした事から、以降のモデルを7x7とするようにしたと記憶してます(だから717というのは最近)
(2) メッサーシュミット氏の名字です。
(3) 屠龍の実用上昇限度は1万を超えますので、カタログ上は可能です。実戦で高度1万mの迎撃戦を行った事は無いので、実際に1万mで空戦できたのかどうかは判りません。
SUDO
- 1行知識的蛇足ですが。
(1)ボーイング717は元はKC-135Aタンカーの社内名。
(2)”Messer”(刃物)プラス”Schmitt”(鍛冶屋)、すなわち「刀鍛冶」の意味の姓。
ドイツ人に多いシュミット姓も、もともとは祖先の職業から来た家名。
ちなみにアングロサクソンに一番多い姓とも言われる”Smith”も鍛冶屋の意。
ドイツからアメリカに移民して姓を英語風の”Smith”に変えた”Schmitt”も少なくない。
便利少尉
- Schmiedが普通のドイツ語辞書にその意味で載っていますが、Schmittは同じ意味なのでしょうか(私の辞書には載っていません)?どこかの地方の特有のスペルなのでしょうか?
ジル
- フェラーリも鍛冶屋を意味するイタリア語とか。ロシア語ではクズネツォーフ。
Schmittは恐らくSchmiedの古語。服部と言う名字が古代の機織部(はたおりべ)に由来するように、苗字は古い言葉を保存している場合があります。
メッサーはフランス語のメスmesと恐らくは同じ語源なので、剃刀と訳しても間違いはないかも知れません。
メッサーシュミット社はもともとBFW(バイエルン航空機製造会社Bayerische Flugzeugwerke)という会社だったのですが、1938年に主任技師だったヴィリー・メッサーシュミットが社長に就任した際に改名しました。Me109ともBf109とも書かれるのは、これが原因です。なお、BFWの自動車部門がBMWで、今でもプロペラをイメージしたエンブレムをつけております。
本間
- BFWの自動車部門がBMWとありますが、BMWは1916年創立、BFWは1926年創立で、同じ起源とする文献を知らないのですが、情報ソースお教えください。
Schmitt,Schmiedに関しても、私も同様な推測をしておりましたが確証を探しています。
ジル
- 質問者です。長年の疑問にご回答戴きありがとうございました。丸と0と打ち間違えてすいません。最後の質問です。ボーイング社は707(一桁が7で三桁が7)をどのような由来で付けたのですか?よろしくお願いします。
川口 哲司
- >5
当の BMW の Web では、こーなってます。
http://www.bmwworld.com/bmw/history/10s.htm
1913 Rapp Motoren Werke 創業。航空機エンジンの自主開発を目指すも技術的に断念、ダイムラーのエンジンのライセンス生産を開始
1916 BFW 創設。Gustav Otto、自らの飛行機工場を BFW に合併。同年、RMW は BMW に改称
1922 BFW、BMW 合併。新社名 BMW となり今に至る
ですから、1926年創立の BFW は、BMW から再分離したのではないでしょうか?
tac
- ボーイング社では自社で設計されたプランに対して一連のモデルナンバーを振っています。例えばB-17爆撃機はモデル299ですし、B-29はモデル334A、341などの設計案を経て成案であるモデル345に至っています。機体だけでなく、同社で開発されたエンジン、ミサイル、人工衛星などにもこのモデルナンバーが振られています。セブン・オー・セブンも本来はモデル707を指します。派生型に軍用のモデル717や民間旅客機のモデル720があるのは先に指摘されているとおりです。
たまたま707を振られた機体がヒットしたため、そのイメージの良さを引き継ごうと、こののちの旅客機には「7・7」が踏襲されることになります。
片
- 川口様
丸数字はコンピューターによっては文字化けを起こすので御遠慮いただければという意味かと。
なお、サブマリン707は就航したばかりの707に由来するとのこと(ごみ)。
ジル様
手近の辞書を何冊か引いてみましたが、たしかにSchmittという言葉は載っておりませんね。ただ、Schmitzという言葉が「刀傷」を意味すること、同じチュートン系のsmithという英語の存在、そしてその英語が、古アイスランド語のsmidhr、ゴート語のsmithaと近縁であること、このようなことを勘案すると、Schmittは古語ではないかと思えます。ただ、苗字としてのSchmittとSchmiedが同時平行的に存在すること、前者の方が数少ないことを考えますと3において御指摘のように、たとえば南ドイツの高地ドイツ語のような地方特有のスペルである可能性もあろうかと思います。その線でも、調査をしてみましたが、専門外のことであり、資料不足もあって確証を掴むに至りませんでした。専門とされる方のフォローをいただければ嬉しいですが、すでにこの掲示板の趣旨より逸脱しているように思えますので、私自身はこの件より撤退させていただこうと思っております。
Tac様
フォローありがとうございました。
本間
- 片様
ありがとうございました。たまたまとは知りませんでした。
ラッキーセブンとごろが良いので選んだのかもしれませんね。
川口 哲司
- 既にかなり下になっているのでもう見ている人はいないかもしれませんが……
ボーイングのモデルナンバーって400番台あたりまでは通しで付けているような感じですけど
その後がよくわからないんですよね。
600番台がミサイルで700番台が航空機という形にしたのかな?と思ったら601とか702とかいう
人工衛星が後から出てきたりしますし。
だから707という番号がたまたまなのか何か意図があったのかはよくわからないと思います。
PT
- >11
ああ、それは思いました。
Model701のB-59から707までの間は僕もよくわかりません。
片