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五式戦闘機の防弾能力は具体的にどれぐらいなのでしょうか。マイナーなだけに資料がなくて 砲身 |
- 五式戦一型の防弾装備は基本的に三式戦二型と同じ(つまり三式戦一型乙後期生産型以降と同じ)で操縦席後方と操縦者頭部保護用に8o防弾板、燃料タンクに12oの外装式防弾ゴム被覆だと思います。
防弾ガラスについては分かりませんでしたが、二式単戦や四式戦が風防前面に40〜70oの防弾ガラスを装備していたことから考えて、三式戦や五式戦も風防前面にこれらの機体と同程度の防弾ガラスを装備していたのではないかと思います。
T216
- 細かくて申し訳ないのですが、バックレストやヘッドレストの防弾鋼板は13mm厚で
8mm厚のはラジエター後上方にある物(一型乙の途中から)ではありませんか?
あと三式/五式戦の水滴風防型はヘッドレストの防弾版の形が、これまでの三角形に
近い形「▲」から両脇を切り欠いた逆T字型「⊥」のような形になっています。
視界を確保するためでしょうか?
フッフール
- 便乗質問になってしまうのですが・・・。
座席後方13mm防弾板、防弾・防漏タンク、などはどの程度の防御力があったのでしょう。紫電改などでも、F6F等の防弾能力と比べると著しく見劣りしてしまう気がして。
はにまる
- > 2.
失礼、両者を混同していました。
ただ、手持ちの資料では操縦席後方+頭部保護の防弾板の厚さは分かりませんでした。
一式戦や二式単戦、四式戦の例から考えて13oではないかとは思うのですが。
> 3.
一式戦の13o防弾板が12.7o弾を防いだ例がありますし、外装式の13o防弾ゴムは12.7o弾にも有効だったそうです。
ただ、どちらも12.7o弾完全防御対応ではないようなので、射距離や命中角度、命中弾数によっては抜かれたり発火したりするでしょう。
因みにF6Fの操縦席直後に装備されている防弾板の厚さは12.7oで、F4Uの風防前面に装備されていた防弾ガラスの厚さは38oだそうです。
ただし、これらの機体は操縦席前方や発動機、燃料タンクにまで防弾板を張り巡らしており、燃料タンクの防弾ゴムも外装式より有効な内袋式です。
T216
- 丸の「隼と飛燕」という号(小さい方の?)に1型(12.7mm、7.7mm各2装備)でうしろからP-40(だと思いました)4機に散々撃たれながらP-47を撃ち落とし、隼3機の来援で無事帰還した実例を書いている方がおられたと思います。
ゴミ情報ですが、参考までに
素人ですが・・・
- ↑3式戦の1型(初期、甲か?)です。
素人ですが・・・
- なるほど、御回答有り難う御座います。やはり米軍機の防弾装備は、大戦後期の日本軍機以上の防御力を誇るのですね。どうりで20mmの斉射を受けても、撃墜=パイロット損失 とはならない訳ですね。非情ですが・・・。
はにまる