「ツアー」ではありませんが、アメリカ在住なのでほぼ毎年行っております。
　レースの開催される RENO-STEAD 空港はカジノのあるリノ・ダウンタウンから北へ車で十数分の距離です。レース開催中は周囲の空き地が軒並み臨時駐車場となり、停める場所に困ることはありません。車(レンタカー)以外の交通手段は調べたことがありません、悪しからず。
　行きは三々五々やってきますが、帰りは割とまとまって出るので多少渋滞します。とはいえダウンタウンまで 30 分もかかる事はなく、Fwy80 を抜ければ普段と変わらない交通量に戻ります。
　ホテルは早めに押さえておかないとすぐ無くなります。2000 年は 100Km ほど東から通う羽目になりました。今年もそろそろ抑えておかないとヤバイなぁ。ただしレース期間中でもダウンタウンのそこここで「VACANCY」のサインを出している小さなモーテルを見かけました。本当に空いているのか、ボられはしないかは試していないのでわかりません。

　会場は大きく３つのブロックに分かれ、入って左手がピットコーナー(別料金が必要)、真ん中が観客席、右手が地上展示機コーナーです。観客席も地べたとベンチスタンドがあり、どちらも真ん中寄りのコーナーは別料金の指定席。真ん中から外れたブロックは上も下も無料ですが、朝早く行かないとすぐ埋まってしまいます(割と入れ替わりがあるので、粘っていればそのうち良い場所に付けますが)。
　写真撮影がメインなら地べたの最前列に「貼りつく」のが良いでしょう。ベンチは見晴らしは良いのですが、観客総立ちになることも少なくないのでシャッターチャンスをフイにされることもあります。

　ピットは文字通り、出場機が整備をやっている所です。リノの舞台裏を覗く楽しみはありますが、売店も少なくＰＡも届かず、ピットに貼り付いているとセンターで何が起こっているのかイマイチ伝わりにくいのが玉に傷です。アンリミテッドレーサーは派手で迫力もありますが「大金持ち」「超ベテラン」「命知らず」の男どもなので少々近寄りがたい雰囲気があり、奥のハンガー内にあるスポーツやフォーミュラークラスのピットにはアットホームで親しみ易い雰囲気があります。

　地上展示機はゲストの私有機と軍の展示機があります。軍用機にはロープがなく触り放題という伝統がありましたが、今年は時勢柄どうなるかわかりません。地上展示コーナーと観客席コーナーの間はしょっちゅう人が出入りしてせわしない感じがあります。また柵の最前列には例によって望遠レンズを抱えた連中が貼り付いています。

　レースは木曜から日曜までやっています。一番盛り上がるのはもちろん日曜ですが、渋滞を避けるため？アンリミテッド・ゴールド決勝を見ずに帰ってしまう人も結構います。木曜・金曜に来るのは余程のスキモノばかりなので、来場者は少ないものの「勝手知った者同士」の和やかな雰囲気があります。主催者もそれを見越してか、土日とはちょっと趣向を変えた展示をやったりすることもあるようです。

…まぁ、とりあえずこんな所でしょうか？
あと、よろしければこちらも参考にしてください。
http://www.warbirds.jp/crazy/jp/reno/index.htm
ささき