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F-15やF-18に使われているM61バルカン砲なのですがドラム弾倉から銃身まではベルト給弾なのはわかるのですがではそのドラム弾倉にはどうやって給弾しているのでしょうか?やはり整備員が一発一発込めているのでしょうか? ポトリオット |
- M61 の給弾は「リンクレス・フィード」と呼ばれる、一種のベルトコンベアが使われています。通常の弾薬ベルトのように、薬莢と薬莢をつなぐ金具(リンク)は使われていません。また、発射後の薬莢が機体に当たって損傷することを防ぐためと重心変化を少しでも小さくするため、薬莢もベルトコンベアで回収され弾倉に戻されます。
弾薬の給弾および空薬莢の排出のためには専用の機材が用意されています。まるでレーシングカーのタイヤ交換のように、任務から帰還した機体が燃料補給している間にその機材を横付けし全弾薬を数十秒で入れ替えてしまうそうです。
ささき
- 一応書いておくと、リンクレス給弾なのはM61A1からで、M61ではリンクを使って弾薬を接続していました。
で、M61A1で弾倉に給弾するときですが、リンクで接続された弾薬を使い、給弾機構に入るときにリンクが分離して排出され、弾薬のみが収納されます。
(N)
- >2. 補足ありがとうございます。実は A1 とそれ以前で何が違ったのか今の今まで知りませんでした…(´Д`;)
ささき
- なお、F−15では、JFSを始動、マニュアルデカプラを外せば、特に特殊な機材無でも、給弾できたと記憶します。
これは、F−15が、戦時において、特に地上支援設備が整ってはいない基地に下りた場合でも、運用できるという設計思想によるものです。
PRCA