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3517 また零戦の話題で恐縮です。よくプラモデル等の解説で、11型には着艦フックが装備されておらず、21型になって着艦フックと翼端折りたたみ機構がついたと解説されていますが、十二試艦戦や11型を通して、一度も着艦フックをつけて空母に降りたことはないのでしょうか。それで艦上機として制式採用されてしまうものでしょうか(カタログ通りのものが納入されていないのに、海軍の受領検査をパスしてしまうものでしょうか)。
ゆうじ

  1. もちろん先行実験機が存在しています。
    6号機、27号機、28号機の3機に着艦拘束鈎を装着して実験が行われています。
    翼端折り畳みについても、まず6号機で翼端を下方に折り畳む方法を試し、次いで27号機で上方折り畳みが試作され、これが採用されて67号機以降の量産機に装備されています。
    また、27号機では、補助翼バランスタブの実験も行われています。127号機以降に採用されることになる装置ですね。


  2. 零戦の3号機から66号機までを一一型としてひとくくりにまとめて説明しようとすると無理が出ます。
    8機の試作機に続く40機は漢口基地派遣用の防空戦闘機40機分で確かに陸上戦闘機仕様ですが、着艦フックの装備はその生産終了後、49号機から標準化されています。また48号機以前にも6号機、27号機、28号機は艦戦としての実験機です。6号機、27号機は翼端折り畳み機構付です。
    このように「一一型とは・・・」と一言で説明できないものがあります。
    BUN

  3. データの真偽についての検証はしておりませんが、とりあえず
    http://www5d.biglobe.ne.jp/~cocoro/sub21.htm
    の参照をお勧めします。
    こういち


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