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3502でオーロラについて質問したものです。 YF−23Aさん、ささきさんありがとうございます。 これまで、世界最速の航空機はマッハ3.2のSR−71ですが、 SR−71は40年以上前の技術で製造された機体です。 あれから随分経つのに、SR-71を超える速さの航空機が出現しないのは 不思議な感じがします。オリエントエキスプレスやSSTなどの計画は 次々と挫折していますし、 X-15は例外として大気圏内でマッハ3が 限界なのでしょうか? カイト |
- 技術の発達には努力と根性と需要とお金が必要なんです、それらが何故挫折したのか良く調べて、よく考えましょう。
勝賀まさみ
- 限界というわけではあません。SSTやHST(HSSTだったか?)の研究に関しても完全に終わったとは聞いていないのですが。(必要か否かの問題もあるにはあるが)
PRCA
- 費用対効果の問題でしょう。例えばマッハ3以上の高速で高空を進み対空ミサイルによる撃墜が困難な有人戦略爆撃機を開発するとした場合、マッハ3ともなれば空力加熱で風防のガラスが熱くて触れないほどの温度になります。そのような条件で操縦士を保護し電子機器が正常に作動させるようにする必要がある。
また、エンジンもラムジェットに近いような特殊なものを使わなくてはならない(その一例がMiG25)。他にもあるが、とかく機体の価格が上昇する。
それ位なら有人戦略爆撃機でなく弾道ミサイルの方が費用対効果が高い、湯人戦略爆撃機は弾道ミサイルと競合しない、別の目的、戦術のために開発・生産した方が良いということになります。
長距離偵察機にしても、人工衛星が発達した現在、人工衛星でカバーできない部分を補うためのものとなります。SR71以上に高速の偵察機の開発を優先する必要性は低いと軍や政府の当局は考えるわけです。
ちなみに、つい最近の日経新聞に米国がマッハ6位の超高速で侵攻する対テロ攻撃用軍用機を開発中との記事が載ってました。その記事の信頼度はわかりかねますが、ミサイルでは難しい柔軟対応が可能なs超高速軍用機の構想は以前からあるのかもしれません。
アリエフ
- 極端な例ですが、
空中分解したスペースシャトルの事を思い出してください。
大気中で超々音速を出すと言うのはああいう事です。
火の玉に包まれ、火は電波を通さないので、交信も途絶します。
当然、中から光学的観測・赤外線観測も不可能です。
そんな状態で一体何を偵察するのでしょうか?
無頼庵
- 日本も高高度を飛行する無人偵察機を開発する、というニュースがありましたね。
制空戦ならばともかく偵察ならば衛星や無人機でいこうとするのではないでしょうか。
制空戦闘にしても極端な高速飛行よりは相手戦闘機のアウトレンジから攻撃できる機能とかドッグファイトのための旋回能力のほうが大事でしょうし。
速ければいいってもんじゃないってことですね。
旅客機の場合は速度よりもコストが重要でしょう。
アオキ