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3499 えと、質問です、航空自衛隊に配備されていたF-104には空戦フラップが装備されていた・・・という話をどこかで聞いたような気がするんですが・・・・ガセでしょうか? ご存知の方はよろしくお願いします。
黒桐

  1. 装備されていません。
    F-104に付いているのは吹き出しフラップです。
    中村

  2. F-104 Flap でぐぐったらこんな恐ろしいページが釣れました。
    http://www.airplanedriver.net/study/f104.htm

    1. で中村さんが言及されている「吹き出し」機構は Boundary Layer Control system として記述されていますね。下げ角 15 度以上でエンジンから導かれた高圧空気が後縁フラップ上面に吹き出されるそうな。

    「Wing Flap System」の項にも「Maneuvering」の項にも、フラップを空戦に用いるとは書いてありません。しかし我が国の航空自衛隊は機材の性能を骨までしゃぶって使い切ることで有名なので、空戦機動中にフラップを使う技を編み出していたかもしれません。

    ささき

  3. >>2
    うわー、Bad Ass Airplaneだって。(笑)

    どうも

  4. >空戦機動中のフラップ
    ご紹介のページには、離陸後、300ktでフラップアップと記載されていますので、それ以上の速度では、損傷などの問題が発生すると考えられます。フラップ使って空戦を行おうとするならば、300kt以下に速度落とさねばなりません。また、300kt以下で機動を行うと失速する危険が出てくると思います。有効な戦技であるか疑問です。物好き(?)なパイロットが編み出した可能性は否定できませんが、ほとんどのパイロットは見向きもしなかったのではと思います。
    わいわいぎつね

  5. >4 訂正&補足
    「300kt以下で機動を行うと失速する危険」 300ktでは失速しないか。われながら、ボケてる。

    わいわいぎつね

  6. >4.
     >ご紹介のページには、離陸後、300ktでフラップアップと記載されていますので、それ以上の速度では、損傷などの問題が発生すると考えられます。

     他機種の操縦指令書の話ではありますが、「300kt以上でフラップを使用した場合、フラップが損傷する」との注意書きが明記されています。
     紹介されている内容から推察すると、F-104も同様である可能性が考えられます。
     フラップは、ランディングを行う際、非常に重要な役割を果たします。このため、フラップ損傷のリスクを犯してまで、ACM時、これを使用するということは、非常に考えにくいです。
     なお、F-104は、昔の戦教でF-4とやる場合、一撃食らわして、あとは逃げるという戦い方をしたと聞いたことがあります。

    PRCA

  7. 自衛隊のOB 村田博生氏の著書「ファイターパイロットの世界」では、
    テイクオフフラップを「空戦フラップ的」に使用し、パワーを適切に活用すれば
    素晴らしい機動性を発揮する。とあります。
    具体的には、M0.9以上または計器速度で350ノット(650km以上)を維持し、高度
    3万フィート周辺の加速性のよい空域で戦えば「航空優勢獲得の戦闘機」らしさが
    フルに発揮されるそうです。
    この戦法で、対F86戦で、速度の遅いF86を内側におき、運動エネルギーを失うことなく外側かつ上側から押さえ込み、ここぞと思う時に狙って撃つそうです。

    このような機動のためのフラップ使用のことだったのではないでしょうか?
    バウアー中尉

  8.  おおっと、やっぱり知らない話がでてきましたねぇ。(勉強不足とも言う)だから、ここって好きだな。でも、そういう話をパイロットや整備の人から聞いたことはなかったなぁ。(TO違反だから?)
    PRCA

  9. >空自のF−104に関する余談

     嘉手納の18TFW(現18WG)と定期的にDACT(異機種間対戦闘機戦
    闘訓練)を行なっていた第83航空隊第207飛行隊(F−104装備)隊長曰
    く「18TFWの連中もF−104のACM能力には驚いているはず。」
     当時嘉手納にはF―15が配属されていたが、かなりF―15にとって厄介な
    相手だったそうで。
     また、機動性と低視認性で有利な点が多かったとの話もあります。

    (航空ファン2002年7月号より)
    2.
    ooi

  10. >7
    そのような例があったのですね。ご紹介の図書を探して読んでみます。

    >9
    岩崎貴弘著、「最強の戦闘機パイロット」(講談社)に、著者がF-104で米軍のF-15をしとめた話が出てきます。一機のF-104がおとりになり、もう一機(著者操縦)がF-15の死角から接近して、模擬撃墜したそうです。

    わいわいぎつね

  11. あわわ(汗 ちょっと見てないあいだに凄い書き込みが・・・
     みなさんありがとうございます、知らない話ばっかりで凄く勉強になりました、
    今後また何かあれば、ご質問させていただきます、その時はよろしくおねがいいたします、ありがとうございました。
    黒桐

  12. ちなみにゴミレスですが、
     F−104は、密集した体制(2機ぐらいで)の時、F−4のレーダーには単機で映ったそうです。この時、。フォーメーションをブレークすると、なぜかF−4のレーダーは、見失ったと、聞いたことがあります。(原理はよく判らない)
    PRCA


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