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素人質問で申し訳ないのですが後期の中島21はパネル等にスポット溶接が使用されてますが、初期段階から使用されていて三菱も同じなでしょうか?またジュラルミンにスポット溶接する事は特殊な事なのですか?教えて戴ければ幸いです。 A6M232 |
- 点溶接は沈頭鋲のえぐり作業の手間が省けるなどの利点があるため、生産能率向上の手段として、大戦中期頃からかなり大々的に使われるようになったようです。
初期にはあまり薄板には使えなかったのですが、技術の発展に伴って使用個所が拡大されています。生産途中の機種にも、だんだんと使用範囲が拡大されたのだと思います。本当かどうかわかりませんが、最終的には「航空機機体鋲数の40%を点溶接に置換した」という記述もあります。
零戦の生産ではどうだったのか、ちょっとわからないのですが、キ67などで多用されていますし、三菱の工作部でもこの技術に注目していたようです。
片
- >「航空機機体鋲数の40%を点溶接に置換した」
その様な機体も在ったのですね驚きです!
私の所有しているパネルは機銃点検口の物ですが初めて気づいた時は同じく驚きました。先日自動車の設計者とバイク関連の方に見せました所、「鉄なら解るけど、う〜ん」と唸っていましたね。
片さん、私レベルにも判りやすいご回答をして頂きありがとうございます。
A6M232
- ご冗談を。
片
- 自動車関連の方が唸った理由をメール頂いたので載せます。
上記の私の書き方では失礼でしたすいません。
蛇足ですが、アルミ合金の板同士のスポット溶接は、現在は使われています。
(但し、電気抵抗がアルミは鉄よりも大きいため、大電流が必要になります。アルミそのものがコスト高な上に溶接の設備、チャージも高いので、あまり一般的ではないです。)
当時、それの研究開発がなされ、大量生産の設備が実用化されて実際に稼動していた、というところが全く知らなかったので驚いたんです。
A6M232