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連続して質問申し訳ありません。 「軍用機開発物語A」にあったのですが、 終戦間際のある日、グラマンF6Fの大編隊が、どこかを銃爆撃したときに、陸軍五式戦闘機8機が、迎撃に舞い上がり、琵琶湖上空にてF6Fと空戦し、グラマン22機撃墜に対し、わが方被害無しということがあったそうなのですが、 これについての詳しい書籍又はHPをお知りのかたは、教えてください。 第八六七艦隊 |
- 筆者の土井武夫氏が、昭和20年7月25日に飛行第二四四戦隊が滋賀県八日市周辺で米軽空母ベーローウッド(CVL-24)搭載の第13戦闘機飛行隊のF6F群を迎撃したことを勘違いされているのではないでしょうか。
「感状を貰った」というのも、それ以前に二四四戦隊が震天征空隊を組織してB-29を多数撃墜したことで感状を貰ったことと混同されている可能性もありますし、「二十二機」というのは上記の迎撃戦における日本側が報じた撃墜数が「十二機」の誤記ではないかと考えられます。
この二四四戦隊の戦闘は、飛行第一一一戦隊の檜與平大尉率いる五式戦12機が200機以上のP-51Dと戦闘、自爆3、落下傘降下2と引き替えに撃墜確実5、不確実6を報じた昭和20年7月16日の伊勢湾上空での空戦と共に五式戦を語る上で外せない話なので、二四四戦隊または五式戦を扱った本やHPには大概取り上げられていると思います。
以下、参考までに。
二四四戦隊に関するHP http://www5b.biglobe.ne.jp/~s244f/sentaisi.htm
書籍 日本陸軍航空隊のエース(大日本絵画)、日本陸海軍航空英雄列伝(光人社)、死闘の本土上空(渡辺洋二、文春文庫)
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まずは訂正。
誤:米軽空母ベーローウッド(CVL-24)搭載の第13戦闘機飛行隊
正:米軽空母ベローウッド(CVL-24)搭載の第31戦闘飛行隊(VF-31)
この空戦に参加したのは二四四戦隊が五式戦18機、VF-31がF6F 16機(どちらの参加機数も資料によって異なる)で、二四四戦隊は未帰還2機に対し12機の撃墜を報じ、VF-31は未帰還2機に対し11機の撃墜(不確実3機を含む)を報じています。
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