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またまた初心者質問で恐縮なのですが滝沢聖峰氏の「飛燕独立戦闘隊」では無線機を使った組織的空中戦を行っていますが、実際にこのような戦い方を行っていたのでしょうか?どなたかご教授下さい。 ふらんく |
- あまり参考にならないとは思いますが、「飛燕戦闘機隊」(著者は、小山・・・忘れました)を読むと、少なくとも零戦よりは無線機は優れていて、指揮官機や隊長機は、ほぼつねに正常な動きをしていたし、列機の無線機もいつもではないけれど良く動き、やはり無線交信にて合流したり、敵情報を知らせたりはしていたので、無線機を使った空戦は、実際にあったと思います。
第八六七艦隊
- 失礼、先ほどの本の名は、「あゝ飛燕戦闘隊(少年飛行兵 ニューギニア空戦記)」
著者は、飛行68戦隊撃墜王 小山 進
でした。
第八六七艦隊
- 空中無線を駆使した組織的空中戦闘を行った部隊としては、海軍では第三四三航空隊が、陸軍では飛行第二十二戦隊が有名だと思います。
また飛行第六十四戦隊の加藤健夫戦隊長は空中無線の使用に積極的で、加藤戦隊長の戦死後に電信(所謂トン・ツー無線)であらかじめ定めておいた符号を伝えるという方法が開発されています。
最もこの方法は戦闘にはいるまでしか使えなかったそうですが。
ただ、空中無線も敵地に侵攻した時は使えなかったが、基地上空ではよく聞こえたと証言されている方や、小隊長とか中隊長以上の機体は無線機が使えたという証言もあります。
また本土防空戦では電探や無線を駆使した組織的空中戦闘が行われていますが、ラバウルやニューギニア戦の後期にはこれとほぼ同じ方法、つまり電探や監視所からの情報を空中無線で受け取りつつ迎撃に向かすという方法が使用されていたと聞きます。
T216