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ファインモールドから発売された48烈風、コックピットに無線機やら防弾ガラス等取り付けるよう指示されていますが、試製でもこの様な装備はあったのでしょうか? また、ガンカメラや爆弾吊等もどうでしょう。 教えて下さい。 伸 |
- 何号機のどの時期か、によります。
防弾硝子はA7M1の7、8号機には固定式(おそらく零戦五二乙型以降のように、遮風板自体が防弾硝子になっていると推定)が装備され、A7M2に改造後の1、2号機(M1の5、6号機から改造)には格納式(雷電や秋水と同じもの)が取り付けられています。
キットをそのまま組むのでしたら、つけないのが良いかも。
ガンカメラ、爆弾懸吊架などの兵器に類するものは、横空飛行実験部での性能実験が終わってから、横空第1飛行隊での実用実験のあたりで試されることになるはずです。ご存知のように、烈風はその段階にまで至っていません。A7M1は海軍に引き取られさえしていないのです。
無線機も本来兵器なので、三菱で積んだとは思えませんが、鈴鹿基地で社内飛行試験を行っていますので、あるいは搭載されていたのかもしれません。よくわかりません。
片
- 防弾硝子の件ですが、上に述べた以外取り付けられておりません、という意味です。
片
- ・・・・しかし、実戦配備のA7M1が作れるという夢のキットなんですねえ。
片
- 片様、回答ありがとうございました。
もう一つ伺いたいのですが、機銃はどうでしょうか。
三号機の写真では、プロペラと機銃が外されている様ですが・・・。
伸
- 機銃は、A7M2の2号機と3号機(A7M1の5号機、2号機から改造)にのみ可能性があります。海軍に領収されたのがこの2機だけだからです。
ただ、A7M2・3号機は、事故で潰した2号機の代機であり、海軍は最大でも1機以上の烈風を同時に持ったことがありません。機銃の艤装にまで進んでいなかったはず、と思います。
領収した機体には、とりあえず機銃重量分のバラストを積んだか、あるいは機銃を仮搭載して機体全備重量として飛行実験を行っていたのではないでしょうか。三沢に残された機体には照準器もありませんし。
片
烈風の制作スムースに進みそうです。
ありがとうございました。
伸