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まったくの基本的な質問だと思うのですが、 海軍第201航空隊、だとか、陸軍飛行第64戦隊だとかの数字は、何を基準につけているのでしょうか? やはり、201個目の航空隊だとか、64番目の戦隊というだけなのでしょうか? だとしたら、その航空隊が壊滅し、他の航空隊と再編成し、新たな番号になり、飛び飛びになるのでしょうか? この答える気にもならないかもしれない質問、宜しくお願いします。 第八六七艦隊 |
- 昭和17年後半以降の海軍航空隊の数字は以下のような数字を3桁組み合わせたもので編成順ではありません。
○100の位:装備機種
100番台…偵察航空隊
200番台…戦闘航空隊
300番台… 同 上
400番台…水偵航空隊
500番台…艦攻・艦爆航空隊
600番台…母艦航空隊
700番台…陸攻航空隊
800番台…飛行艇航空隊
900番台…海上護衛航空隊
1000番台…輸送航空隊
○10の位:所管鎮守府
0,1,2…横須賀鎮守府
3,4……呉鎮守府
5,6,7…佐世保鎮守府
8,9……舞鶴鎮守府
○1の位:常・特設の別
1,3,5,7,9…常設航空隊
0,2,4,6,8…特設航空隊(戦時や演習時などに必要に応じて編成)
つまり、「第201航空隊」から「横須賀鎮守府管轄の常設戦闘航空隊」という意味が読み取れます。
T216
- 番号航空隊の中で常設と特設の区別、本当に行われていたのでしょうか。
BUN
- 駄レス失礼 鎮守府所管なんかも現実と違うというか、
良く判らない部分が見られますね。
無限
- > 番号航空隊の中で常設と特設の区別
たとえばマリアナ開戦時の第一機動艦隊の搭載航空隊、つまり第一航空戦隊に601空、第二航空戦隊に652空、第三航空戦隊に653空ですが、この3つの航空隊の1の位の数字の振り方は常設・特設の別ではなく、何か別の意図を感じます。
T216
- >1.
昭和19年には二けたの番号を持つ航空隊(いずれも練習航空隊に指定)が開隊してますので、百の位が「0」番台は練習航空隊(装備機種は問わず)と見てもよいのではないでしょうか。
>2.
昭和17年10月〜11月にかけて作戦航空隊が番号航空隊に統一された時に、常設(地名航空隊)、特設(番号航空隊)を区別するのに一の位を利用しただけで、それ以降に開隊された航空隊には、一の位の区別はされてないように思えます。
しかし、戦時編制表には、飛行機隊の空地分離が行われるまで、艦船部隊(常設航空隊)・特設艦船部隊(特設航空隊)と区別され、空地分離以後は艦船部隊(航空隊)・特設艦船部隊(飛行隊)となってますので、この空地分離の時期が目安なんでしょうかねぇ?
源五郎
- たとえば、同じように編成された二五二空と二五三空の関係はどうなんでしょうか。
BUN
- それでは、陸軍の「第○○飛行隊」や「飛行第○○戦隊」というのは何なのでしょうか?
第八六七艦隊
- ↑×7
500番台…艦攻・艦爆航空隊とありますが、
ラバウル空戦記 第204海軍航空隊編(学研M文庫)に、204空と582空が共同攻撃したとき、「582空の戦闘機隊は・・・」とありました、これは艦攻・艦爆航空隊所属の戦闘機隊という意味なのでしょうか?
投稿者
- >8
そのとおりです。
その当時だと、ほかに700番台の航空隊で戦闘機隊を持っているところもあります。
片
- 有難う御座います。
そうすると陸軍はただ何番目に編成された飛行隊で、「陸軍第3X飛行隊と陸軍第5Y飛行隊があって、戦力の消耗により再編成され、陸軍飛行第2Z飛行隊ができた」という感じに考えてもいいのでしょうか?
投稿者
- 「戦力の消耗により再編成され新部隊になる」というよりも、大戦後期に廃止された陸軍の飛行戦隊は、独立飛行中隊になる例がほとんどです。戦隊同士の合併ってあったのかなあ。
片