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EA-6Bのレドームのマークについて教えて下さい。 あれは放射能に関するマークだと思ったのですが、核兵器と関係あるのでしょうか? ツカドン |
- あのマークって確か何も意味がなかったような。
空母上でA6とEA6Bを見分ける為の目印に
つけたマークなので放射マーク?だとしたらジョークでしょうね。
日本の駐留部隊は漢字を使ったりしてますね。
ROCK
- 放射能と放射線の区別がついていない方が意外と多いようですね・・・
あのマークは放射線源を示すマークですのでレーダーについていることに不思議はありません。
ラジエッタ
- 着艦に際しましては、機体の重量ごとにケーブルの張力を調整します。正面から見た場合A6とEA6Bが紛らわしいのでEA6Bに限ってレドームに「何か目立つマーク」を入れています。
オンブー
- >2
放射線と電磁波は一部(γ、X)を除いて違う物です。
レーダーはマイクロ波ですので、放射線では有りません。
kazz
- プラウラーの機首レドームのRIマーク(放射線標識)は、「強力な電波妨害装置があるから注意されたし」という意味であると、昔の丸の記事にありましたが
セミララ
- EA-6Bの機首レドームのマークは>>3のオンブーさんの説明のとおりで、あれは「放射線標識」ではありません。LSO(着艦信号仕官)が着艦アプローチしてくるA-6とEA-6Bを区別しやすくするために記入しているもので、そのマークには各空母航空団や時期によって変遷があり、有名な「放射線標識」やその変形、「逆三角形に数字の8」、「稲妻」、「十字」、「バルカンクロイツ」、「蜂」などが見られますが、無記入の機体もあります。
にゃん
- >4
岩波の理化学辞典の「放射線」には、
ーー広義にはすべての電磁波および粒子線を表すこともある。ーー
となっています。
む
- >7
解説ありがとうございます。ところで、それは一般的な解釈なんでしょうか?
わざわざ「広義には〜こともある」と断る必要があるのですよね?
「放射線管理区域」と言う場所を指定するときに、その意味(広義の放射線)が使われるのですか? 私は違うと思うのですが。そこの所をはっきりさせてください。
kazz
- 特にこれといった固有の意味はなく、単純に識別のためだったんですね。
ご回答、どうもありがとうございました。
長年の疑問が氷解しました。
ツカドン
- Radiation warning signで検索すると例のマークが出て来ますが、
電離放射線の危険を警告するとなっています。
少なくとも私は電磁波一般の危険の警告とした文章は見たことがありません。
便利少尉
- >8
理化学辞典の記述は一般的解釈だと思います。
7は、4の書き方は一般の放射線についての記述のようであり、誤解を生むので
補足しました。
私には放射線標識の使用範囲についてコメントする知識はありません。
む
- 1)「放射能標識」と「放射線管理区域を示す標識」は別のものです。「放射能標識」はJIS規格で規定されております(例の「三つ葉マーク」で、米国バークレイ放射線研究所1946年からの由来)。「放射線管理区域標識」は黄色い逆三角形が多いと思いますが、標識を規定する正式な規則は知りません。
2)放射線は電磁波と高速粒子線からなり、電磁波でも電離作用をもつエックス線とガンマー線だけが放射線とよばれます。可視光線や無線電波はもとより、電離作用をもつ紫外線も放射線には入りません。
3)プラウラーは「JIS放射能標識」に該当しませんので(米国の規則は存じませんが)単なるシャレだと思います。
豪腕少年タイフーン
- 完全なゴミレスですが
マイクロウェーブは、電磁波だと聞いておりました。ただし、直接浴びると種無しになるから、電源の入ったレーダーの前に立つなと教えられました。
もっとも、最近の機体は、脚に荷重が掛かった状態ではレーダーに電源は入りませんし、整備で電源を入れるときも立ち入り禁止区域が設けられるので、マイクロウェーブを直接浴びることは無いに等しいのですけれどね。
PRCA
- これもゴミレスですが。
Mig25のレーダーは1km前方の生物を殺傷する能力があるとか。プロウラーのレーダーもそれに劣らぬ出力を持っていると思います。が、発着艦の時にそのような物騒なものを作動させてはいないと思われます。レドームのマーキングの放射線マークとは関係ないと思います。A6と機体重量のさして変わらぬEA6A(複座)にはレドームのマーキングがないことも考慮に入れていただければよいかと思います。
オンブー
- EA-6Bのキャノピーには特殊な加工がしてあり、金色に見えます。これは垂直尾翼の上にあるECMアンテナより輻射される強力な電磁波から乗員を保護するためです。
胴体や主翼に合計5基の電子戦ポッド(ジャマー等)を懸架しています。
EA-6Bの場合、機首のレーダーより、電子戦ポッドやECMアンテナから発射されるジャミング用電磁波の方が、問題なのではないでしょうか?
当然、離着艦の時にはECMは稼働していません。
また、F−14などの戦闘機のレーダーと比較してEA-6Bのレーダーの出力が桁違いだとは思えないのですが。
kazz
- >15
>EA-6Bの場合、機首のレーダーより、電子戦ポッドやECMアンテナから発射されるジャミング用電磁波の方が、問題なのではないでしょうか?
これは、「自機のレーダー波が乗員に影響しないのか」ということでしょうか?
レーダーより照射されるマイクロウェーブは、アレイと呼ばれる部品から照射されますが、前方方向のみであり、後方に照射されません。(仮に後方に照射されたらレーダーアンテナがこれを拾って役に立たない)従って、特殊な加工をウインドシールドやキャノピーに施さなくても、問題はありません。
従って、どんなレーダーを装備しようが、問題はありません。EA−6Bでは、ECM等が全方位に照射するため、シールドが必要となったのではないかと思われます。
PRCA
- >余談
F―4EJファントムの前にいた整備員談。
「全身がいきなりかっと熱くなった」そうです、なにげなしに機体を眺めてい
たらコックピットで整備をしていた整備員が誤ってスイッチを入れちゃったそう
で、稀にこの様な事故は有る様です、死ぬ程の事じゃないらしいですが(^^;。
ooi