3423 |
零戦物語の比較表を見ました。 特に航続距離で、同じエンジンで零戦は3500kmm、隼は1200km。これこそ零戦の奇跡的な優秀性なのか、隼が駄作なのかというところなのでしょうか。 oguro |
- 両方ともそこそこの優秀機です。
要求の性能や使用条件が違います、その理論ではMe109やスピットはゴミクズ同然ですよ?
勝賀まさみ
- 陸軍航空実験部が行った実験ではキ43は増槽付きで10.5時間飛行したそうです。
また一式戦一型の取扱説明書には以下のような数字が載っています。
燃料:常装314L 満載564L 増槽装備964L
燃料消費量(高度3500m、エンジン1800rpm、落下増槽無しにて)
計器速度 標準対地速度 消費量
196㎞/h 250㎞/h 53L/h
238㎞/h 300㎞/h 72L/h
280㎞/h 350㎞/h 100L/h
322㎞/h 400㎞/h 137L/h
注)落下増槽装備の場合は対地速度約25㎞/h低下、巡航高度が±1000mするごとに消費量は±10%変化する。
T216
- 両方とも良く見かける数字です。
3500はA6M2の増槽付、1200は一式戦一型の増槽無しです。
片
- 有難う御座いました。
T216さんのデータによりますと、単純計算で隼も2500kくらいは飛んでいたのでしょうか。
それにしても、零戦はそれより1000kも飛べるとは驚きです。隼より3~4時間も長く飛んでいたのでしょうね。同じエンジンと聞いているので、何が違ってこの差が出来たのかも不思議です。
oguro
- ↑大きな違いはありません。
T216さんの挙げたデータは零戦二一型の燃料消費量に大変近い値です。
BUN
- >4
電卓出して計算してみたら如何でしょう?
300キロ巡航で3800キロぐらい、350キロで3200キロぐらいになる筈ですよ。
SUDO
- なんか責任を感じるので、計算値を上げてみます。
※250㎞/h巡航・53L/h…(400L÷53L/h)×225㎞/h+(564L÷53L/h)×250㎞/h=1698㎞+2660㎞=4358㎞
※300㎞/h巡航・72L/h…(400L÷72L/h)×275㎞/h+(564L÷72L/h)×300㎞/h=1528㎞+2345㎞=3873㎞
※350㎞/h巡航・100L/h…(400L÷100L/h)×325㎞/h+(564L÷100L/h)×350㎞/h=1300㎞+1974㎞=3274㎞
※400㎞/h巡航・137L/h…(400L÷137L/h)×375㎞/h+(564L÷137L/h)×400㎞/h=1095㎞+1647㎞=2742㎞
因みに台南空では開戦前100L/hだった平均燃費を80L/hにするよう中央から命令(比島攻撃のため)され、この燃費改善の訓練で坂井三郎氏は平均燃費68L/hをだしたそうです。
この巡航速度や高度は判らなかったのですが、68~100L/hという数値は2.で上げた数値と比較してどうでしょうか?
また、最大燃料搭載量は一式戦一型964Lに対し零戦二一型855L、増槽搭載時の重量は一式戦一型2583㎏に対し零戦二一型2757㎏、主翼面積は一式戦一型22.0㎡に対し零戦二一型22.4㎡です。
これらを見ると、条件によっては零戦二一型より一式戦一型の方が航続距離が長くなるのではないかと考えます。
T216
- 追加。
以前AnsQに書き込んだのですが、平均燃料消費量と搭載燃料から推定した零戦二一型の航続距離を参考までに上げておきます(高度不明)。
333㎞/h巡航時燃料消費量82.0L/h 最大燃料搭載量855L
(855L÷82.0L/h)×333㎞/h=3472㎞
T216
- > 8.
上記の数字はあくまで燃料消費量と燃料搭載量から算出した推定値であり、燃料を満載にして333㎞/hで飛行しても、必ずこの距離を飛行できる訳ではないことを明記しておきます。
T216
- 有難う御座いました。こんなに多くの皆さんから書き込みを頂けるなんて驚きでした。つくづく飛行機の性能を表現するのは難しいこととわかったような気がします。それにしても、同じようなものなら一本化できたほうが効率は良いとは思いました。
oguro
- > 7.
> 巡航速度や高度は判らなかったのですが
「坂井三郎空戦記録」によると、エンジン回転数1700~1850rpm、巡航速度(計器指示速度)毎時115ノット(約213㎞/h)、高度4000mでの記録だそうです。
T216