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はじめまして。この場所にふさわしい質問でないかもしれませんがお願いします。 飛行機のエンジンの油圧配管などのアルミ合金製の接続部(フィッティング)なんですが、なぜ青や赤や金など着色アルマイト処理がしてあるのでしょうか? 一般の油圧機器(ショベルカーやクレーン等)は鉄製で色分け等されてないようです。アルミ合金製なのはコストよりも軽さを優先させるためなのでしょうが。 また、バイクや車のチューニングパーツとして、アールズ、グッドリッジ、プロゴールド等のメーカーのフィッティング(アルミ合金製、着色アルマイト)がオイルクーラーやブレーキの配管用として売られてますが、これらのメーカーは元々は航空機用のメーカーなのでしょうか? 下らない質問ですが宜しくお願いします。 ばりこて |
- 配管を色分けしているのは整備性を良くするためではないでしょうか?
あとチューニングパーツが赤や青なのはかっこいいからです。
勝賀まさみ
- 基本的には、軽量化もありますが、場所によっては壊れ易くする為でしょう。
基本的に壊れてもいい場所と言うか重要部分を(瞬間的に致命傷になるような部品や場所)護る為に、
ある程度壊れても持ちこたえられるような場所が壊れることで、致命傷にならないように設計する場合があります。
また、壊れたときに修理し易くする為のものでもあります。
パイプの固定用のねじ山がつぶれないように。接合部だけをきる取ること比較的簡単になります。
其れと色ですが、基本的に錆止めだと思います。
アルミは、基本的にさびにくいのですが、其れは、アルミ自身が強い訳では在りません。
表面は直に酸化してしまうのですが、この皮膜が、耐蝕性が強く酸化防止の防錆作用に利用されているのです。
ですが、この皮膜はあまり頑丈ではないんです。
ゆえに、いろんな方法で強い膜を形成するように表面に処理を、加えます。
ただ、之は表面を処理する方法で、色がさまざまになります。
青江
- もう一つ忘れてました。
熱伝導性が良いのも、理由の一つなんです。
一部だけが、熱膨張しにくい、そのためひずみが少なくなります。
加えて、放熱も良いことがあります。
クレーンなど鉄製なのは、強度で使用圧力にアルミでは耐えられないからだと思います。
との件は、全くわかりませんので、何方かお願いします。
青江
- 材質で言えば油圧配管はアルミだけでなく耐食鋼やチタンなども使われています。アルミは低圧部(アクチュエーターから戻ってくる部分)に、耐食鋼は高圧部、高音部、耐食性を必要とする部分(アクチュエーターへの加圧部分やエンジン付近、脚など外気(湿気)にさらされる部分)に、チタンは高圧部、耐食性を必要とする部分(曲げにも強いので動翼部や脚などの可動部分)に軽量化を目的に使用されています。けっしてコストよりも軽さを優先する為でなく用途に応じて材質が決められています。
色については1>の勝賀まさみさんの言われる通り整備性を良くする為でしょうね。
学生時代に習ったと思いますが金属は異種金属が接するとイオン化傾向の差により腐食が生じてしまいます。フィッティングの色はその材質について注意喚起する物だと思われます。具体的には
ANフィッティングでは
青:アルミ合金(Al-Cu系)
茶:アルミ合金(Al-Zn系)
黒:鋼(カドミ・メッキ)
灰:チタン
シルバーグレイ:耐食鋼
MSフィッティングでは色分けでは無く表面加工の結果の色によって
薄い黄色:アルミ合金(Al-Cu系)
茶:アルミ合金(Al-Zn系)
黄色:鋼(カドミ・メッキ)
シルバーグレイ(地肌):チタン、耐食鋼
のように色が別れているようです。
jas1
- ありがとうございます。参考になりました。
ついでですが、AN、MSフィッティングってどういったものなのでしょうか?
ばりこて