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素朴な疑問を一つお願いします。 ヘリコプターは第二次大戦で使用されなかったのでしょうか? 日本は開発等していなかったのでしょうか? 模型屋 |
- 日本ではヘリコプターの開発は行われており実験機の試作段階にまで達していたようです。ただ、試験飛行時に失敗し資材不足から修理も出来ないまま終戦を迎えたようです。(NHKで以前やってました)
第二次大戦時はドイツが限定的に運用したのみで前線後方ともそれ以外の国では使用されなかったようです(実験機は除きますが)
チリIII
- 米軍は大戦中に実用化しています。
BUN
- 当時の日本では数箇所でヘリコプタの基礎研究がされつつありましたが、肝心の軍側の興味が乏しかったため、ほとんど組織だった成果を上げるに至らずに終わっています。一応実験機の製作にまでたどり着いたのは、軍の組織でも大小のメーカーですらなく、工業専門学校の一教授の指導の下に行われた学校レベルの研究だけでした。これとても、やや強引にとにかく形にまとめた、という程度の状況で、地上試運転中に横転、破損し、浮揚にまではとても至っていません。こうした機体を製作していれば、学校部外から援助もそのうちに発生してくるだろうという期待もあったようなのですが、実際のところそうしたものが寄せられることはまったくなかった。ほかにも、川西の内部で個人的に基礎研究を進める技師もいましたが、周囲からの興味、援助がまったくといってよいほどなかった、といいます。
片
- >2(シコルスキーR-4)
http://www.fiddlersgreen.net/aircraft/WWII/r-4/r4_info/r4_info.htm
Schump
- http://www.chicagocentennialofflight.org/aircraft_sikorskyr4.htm
によると日米戦争の初中期に既にアメリカは100機のR-4の生産を発注し1944年4月には任務を遂行していたようです。
ラインバッカー
- しかし、ヘリコプターとはいえないまでも、日本陸軍が「カ号観測機」などのオートジャイロを開発、使用していますから、100%ヘリコプターは実戦に使われなかったわけでもないですし、それほど軍側の興味がなかったわけではないかと思いますが・・・
第八六七艦隊
- >6
カ号は航空本部ではなく技術本部の管轄による開発で、航空科ではなく砲兵科のものなんです。したがってキ番号もありませんし、試作実験時の操縦は民間の朝日新聞のパイロットに委託しなければなりませんでした。
片