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以前見た「丸」増刊号の戦記だったと思うのですが、満州上空でB-29の編隊に遭遇した四式戦の筆者が見越し角をつけて機関砲を発射して1機に損害(撃墜か撃破かおぼえていません)をあたえた情景がえがかれていました。かなり距離があったような表現でしたが、日本の機関砲はこんなに威力があったのでしょうか。 TETSU |
- ここでいう日本の機関砲というのは四式戦の武装の事だと思うのですが、「こんなに威力があったのか」の疑問の前提となるお考えは「そんなに遠くで威力が減衰しないのか?」ということでよろしいでしょうか?
その記事の内容にもよると思うのですが、一般的にものすごく遠くなくても見越し角はつけるものであり、銃弾は撃った瞬間から既に落下が始まっているのでましてや敵と自分の機動(例え直進だけだとしても)も加わるので、速度にもよりますが旋回中に撃つ場合なんかは機体のずっと前の何もない空のほうに撃ってちょうど当たるような状況もあるとおもいます。(上に撃つか下に撃つか、すれ違うのか追いかけるでも変わりますが)
厳密に調べたければ初速とか弾頭重量で何ジュールあるとか計算すればいいと思いますが、ここでいうTETSUさんの「威力」とはそういう具体的な数値じゃなくて「見越し角付けるほど遠くても撃破できる何か特別に優れた仕組みがあったのか?」という疑問だと思いますので、それならば上記のように見越し角を付けるのは特別なことではないので、特別な威力はないといえるでしょう。
どうも
- 日本陸軍の 12.7mm および 20mm には炸裂弾がありますので、必ずしも存速だけで威力が決まるわけではないですよ。また、二次大戦時の航空機銃の射撃距離はどんなに遠くても 500m を超えることはなく通常 200m 以内ですので、もともと有効射程 1000m 近い 12.7mm / 20mm の機関砲弾は十分な存速を持っているものと思います。
ささき
- あいまいな質問で申し訳ございません。実のところこんなケースは信じられなかったのです。たいていこんな場合、編隊の上方に接近して急降下攻撃を仕掛けなければ、B-29のような強敵は仕留められないと思っていたのです。この時は側上方からの攻撃だったようで、このへんという見当で射ってたまたま当ったのでしょうか。20mmといえども当れば墜ちるというわけではないと思うのですが。機関砲のことはよくわかりませんが、徹こう弾、焼夷弾と連射して損害を与えるものと思っていたのです。「丸」を紛失したので鞍山空襲か奉天空襲時か細かいことは不明なのでこれ以上結構です。おさわがせいたしました。
TETSU