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第二次大戦中、日本本土はB29の空襲にさらされて甚大な被害を受けましたが、植民地の朝鮮や満州に対する空襲は無かったのでしょうか? 台湾については調べましたが、特に朝鮮・満州に対する空襲についての記録がよくわかりません。被害の実態等、ご存知の方のご教示よろしくお願いします。 K・Y |
- これがどこまで実相に近いかは分かりませんがhttp://osaka.han-chung.com/jaryo/0001.htmと言うページを見つけましたのでご紹介させていただきます。
hush
- 御免なさい!これは朝鮮戦争のページですわ。
管理者様、可能なら削除してください。
ワタワタ
hush@あわてもの
- 満州・朝鮮・台湾および東南アジアの日本占領地に対するB-29による爆撃は、カルカッタに進出し成都を前進基地としたXXBC(第20爆撃兵団)が行いました。
被害に関する資料は、勉強不足ゆえ、まだ目にしておりませんが、1944年12月18日の漢口への爆撃は東アジアの都市に対する初の大規模焼夷弾爆撃で、「木と紙でできた」家屋が密集する都市に対する焼夷弾爆撃の効果を実証し、後の日本の諸都市に対する焼夷弾爆撃を決定付けたようです。
以下、「ボーイングB-29 世界の傑作機 NO. 52」(文林堂,1998)p.56より日本本土への爆撃以外のものを抜粋。
1944年
6/5 タイ・バンコク鉄道操車場
7/29 満州・鞍山・昭和製鋼所
8/10・11 スマトラ島・パレンバン精油所、ムシ川
9/8 満州・鞍山・昭和製鋼所
9/26 満州・鞍山・昭和製鋼所
10/14 台湾・高雄・第61海軍航空廠、航空基地
10/16 台湾・高雄・第61海軍航空廠
10/17 台湾・高雄・第61海軍航空廠
11/3 ビルマ・ラングーン
11/5 シンガポール・第101海軍工作部(乾ドック)
11/27 タイ・バンコク鉄道操車場
12/7 満州飛行機・奉天工場
12/14 タイ・バンコク鉄橋
12/18 漢口市街地、河川施設
12/21 満州飛行機・奉天工場
1945年
1/2 タイ・バンコク鉄橋
1/9 台湾・基隆港湾施設
1/11 シンガポール・第101海軍工作部(乾ドック)
1/14 台湾・嘉義周辺航空基地
1/17 台湾・新竹航空基地
1/25・26 ベトナム・サイゴン港湾
1/25・26 シンガポール港湾、海峡部
1/27 ベトナム・サイゴン造船、造兵施設
2/1 シンガポール海軍基地
2/7 ベトナム・サイゴン造船、造兵施設
2/7 タイ・バンコク鉄橋
2/11 ビルマ・ミンガラドン物資集積所
2/19 マレー・クアラルンプール鉄道操車場
2/24 シンガポール・第101海軍工作部(ドック)
2/27・28 マレー・ジョホール水道
3/2 シンガポール海軍基地
3/4・5 上海・黄浦江、揚子江
3/10 マレー・クアラルンプール鉄道操車場
3/12 シンガポール石油貯蔵施設
3/17 ビルマ・ラングーン貯蔵施設、飛行場
3/22 ビルマ・ラングーン貯蔵施設
3/28・29 上海・黄浦江、揚子江
3/28・29 ベトナム・サイゴン港湾
3/28・29 シンガポール港湾、水道
3/29・30 シンガポール石油貯蔵施設
OPD
- 有難うございました。相当な被害ですね・・・
K・Y
- 書き込んでからあらためて良く見直したら、朝鮮に対してはB-29による爆撃は行われていないようです。
それから、上記は爆撃の他に機雷敷設も含まれます。
複数回に渡り爆撃を加えた目標があることから、一回の「精密爆撃」ではなかなか所期の戦果が達成できなかったものと思われます。
OPD
- >朝鮮に対してはB-29による爆撃は行われていないようです。
機雷敷設も含めてよいのならば、45年の7月12日に釜山沖に、7月14日に馬山沖と麗水沖に行っています。使用機種は記載されていないのですが、おそらくB-29でしょう。
出典:第二次大戦歴史地図(原書房刊行)
井中かえる
- > 6
井中かえる様、ご指摘ありがとうございます。
確認しました。マリアナ基地のXXBCの313BWによる機雷敷設で、機種は確かにB-29です。
7月19・20日、23・24日、25・26日、27・28日、8月1・2日、5・6日、7・8日、10・11日にも朝鮮沿岸に機雷敷設を実施していました。
OPD
- > 7
訂正です。
「XXIBC」でした。
OPD